![]() Resine copolymere de l'alcool polyvinylique et stratifie multicouche
专利摘要:
公开号:WO1991007463A1 申请号:PCT/JP1990/000861 申请日:1990-07-04 公开日:1991-05-30 发明作者:Kazuyuki Watanabe;Fumio Sakaguchi;Hirokazu Yamada;Koichi Kira;Yasuji Tanaka;Akio Harada;Takashi Okamoto 申请人:Showa Denko Kabushiki Kaisha;Showa, Highpolymer Co., Ltd.; IPC主号:B32B27-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 [0002] ポ リ ビ 二 ノレ ァ ル コ 一ル 系 共 重 合 体 樹 脂 組 成 物 及 び 多 層 積層 体 [0003] 技術 分野 [0004] 本 発 明 は 、 ボ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル 系 共 重 合 体 樹 脂 組 成 物 及 び 多 層 積 層 体 に 関 し 、 さ ら に 詳 し く は 溶 融 流 動 性 に 優 れ 、 溶 融 押 出 成 形 可 能 で あ り 、 ピ ン ホ ー ル , ク ラ ッ ク , 偏 肉 な ど を 生 じ る こ と な く 溶 融 成 形 で き る と と も に 、 ガ ス ノ、 ' リ ア 性 , フ レ ー バ 一 ノ、' リ ァ 性 , ヒ ー ト シ一ル 性 , 機 械 的 強 度 , 耐 油 性 , 耐 溶 媒 性 , 帯 電 防 止 性 , 保 香性 な ど の 諸 性 能 に 優 れ た フ ィ ノレ ム , シ 一 ト , 容器 な ど の 成 形 体 の 成 形 材 料 と し て 有 用 な ポ リ ビ 二 ル ア ル コ 一ル 系 共 重 合 体 樹 脂 組 成 物 及 び 多 層 積 層 体 に 関 す る も の で あ る 。 [0005] 背 景 技 術 [0006] 従 来 、 ボ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル 系 樹 脂 ( 以 下 、 P V A と 略 す こ と が あ る 。 ) は 溶融 温 度 と 熟 分 解 温 度 が 極 め て 近 い 為 、 溶 融 押 出 成 形 が 不 可 能 で あ っ た 。 ま た 、 P V A 膜 は 高 湿度 下 で は 柔 軟 で 強 靭 で あ る が 、 低 湿 度 下 で は 柔 軟 性 を 失 い 、 脆 く 破 れ 易 く な る 問 題 が あ っ た 。 [0007] こ の 解 決 方 法 と し て o — ォ レ フ ィ ン と 酢 酸 ビ ュ ル を 共 重 合 し 鹼 化 す る 方 法 が知 ら れ て い た 。 こ の 代 表 的 な も の と し て は ェ チ レ ン ー 齚 酸 ビ ニ ル 共 重 合 体 鹼 化 物 ( 以 下 、 E V 〇 H と 略 す こ と 力、' あ る 。 ) が 知 ら れ て い る 。 こ の E V 0 H は溶融押 出成形が 可能 で あ る が、 P V A よ り も 非 常 に 问 価 あ り し 力、 も 、 ま た P V A よ り も 低湿度下 で は ガ ス バ リ ァ 性 が劣 り 、 耐衝撃性 に 劣 り 、 非常 に 脆 く 破壊 し や す い た め 、 使用 に 際 し て 制 限 が あ つ た 。 [0008] P V A は 溶融押 出 成形 が 出来 な い た め 、 例 X [0009] イ ル ム を 得 る 方法 と し て 、 ポ バ — ル P - 3 7 4 : 高 分子 刊行会 ( 1 9 8 4 年 4 月 2 5 曰 発行 ) に 開示 さ れ て い る t^ ) ヽ P V A を 水及び グ リ コ ― ル類 の よ う な 可塑剤 と と も に 溶解 し 、 乾 ト フ 3s. ベ ル }·■ の 上 に ス リ ッ ト を 通 じ て 流延す る か、 ロ ー ル コ ー タ [0010] つ て 塗布 し 、 ド ラ ム 又 は ベ ル ト で 水分 を 乾燥 し 、 フ ィ ル ム を 得 る キ ャ ス テ ィ ン グ法 、 及 び P V A に 可塑剤 と 適 当 量 の 水 を 舍浸 さ せ ペ レ 'ン 卜 を 作 り 、 特殊 な 溶解 , 混練 り , 脱泡 を 持 つ た 押 出 機 で 押 出 成形 す る 方法 が行わ れ て い る 。 こ の 押 出 成形 は BRITI SH POLYMER J 0 U R N Aし VOL .20 0. 4 = Ρ335 (1988) に ベ り れ て い る よ う に 、 P V Α 溶液 を 二軸押 出 機 で 連続形成 し 、 水溶液 を 単軸押 出 機 に 導 き 、 温度 を 均一化 し な 力 ら 加圧計量 し 、 濾過 し た の ち Τ ダ ィ か ら 押 出 し 成形す る も の で あ る 。 [0011] こ の よ う に P V A の 成形 特殊 な 成形機 を 必要 と し 、 ゲ ル成分 の 除去 の 為 の 濾過工程や 水溶液 の 水 分 を 成膜後 に 乾燥す る 工程 な ど を 必要 と し 、 非常 に 煩雑 で あ つ た 。 従 つ の P V A に は 、 熱可塑性 樹脂 の よ ¾3 に 溶融成形 で き る こ と が望 ま れて い た 。 [0012] P V A を 溶融成 形 可能 に し 、 脆弱化 を 防止 す る 方 法 と し て は 、 例 え ば ジ フ' ロ ピ レ ン グ リ コ ー ノレ , ト リ エ チ レ ン グ リ コ ー ノレ , ジ エ チ レ ン グ リ コ ー ル , グ リ セ リ ン 等 の 可塑剤 を 、 P V A に 添加 し て 融点 や流動 開 始温度 を 低 下 す る 方法 が知 ら れ て い る 。 こ の 方 法 に つ い て は 、 R . K . Tubbs , J . Pol ymer. Sci , A3 , 4181 ( 1965 ) 及 び 高分 子化学第 2 6 巻 P 118 ( 1969 ) 等 に 詳 細 に 述 べ ら れ て い る 。 [0013] し か し 、 こ の 方法 に よ る と 流動 開始温度 を 低下 す る の に 有効 で あ る も の の 、 ガ ス バ リ ア 性 が低 下 し た り 一般 に 強度 が低下 し 、 高温下 で 水分 を 吸収 し て 軟 化 し や す く 、 一方、 低温 下 で は硬 く な り 脆化 す る 傾 向 が あ っ た 。 ま た 長時間保存 す る と 可塑剤 が成 形物 の 表 面 に ブ リ ー ド す る と い う 問題 な ど が あ っ た 。 [0014] ま た 、 P V A に E V 0 H を 澄 合 し て 溶融成 形 可 能 と す る 方法 (特開昭 4 9 - 3 3 9 4 5 号 公報) 、 炭 素 数 が 5 〜 3 0 の 長鎖 α — ォ レ フ ィ ン ー 酢酸 ビ ュ ル共 重合体 の 鹼化物、 い わ ゆ る 変性 Ρ V Α と し て ポ リ オ レ フ ィ ン を 除 く ポ リ マ ー と 混 合 す る 方法 (特開昭 4 9 - 1 1 7 5 3 6 号公報) 、 変性 P V A に ビ ス フ ュ ノ 一 ル類 を 混 合 す る 方法 (特 開昭 5 0 一 [0015] 1 2 3 1 5 1 号公報) 、 P V A に ポ リ オ レ フ イ ン 樹 脂 を グ ラ フ ト し 、 こ の グ ラ フ ト 物 と P V A 及 び ボ リ ォ レ フ ィ ン 榭脂 を 混合 し 溶融成形 可能 と す る 方法 (特 開 昭 6 0 一 1 8 8 4 8 8 号公 報 ) 等 が知 ら れ て い た 。 [0016] こ れ ら の 方法 は い ずれ も 溶融成形性 , 均 一混合性 あ る い は ガ ス バ リ ァ 性 に 劣 る も の で あ っ た 。 [0017] 一方、 E V 0 H の 耐衝撃性 を 向 上 さ せ る た め 、 従 来か ら E V 0 H に 耐衝撃強度 に 優れ る ポ リ ア ミ ド 系 樹脂 を 混合 す る 方法 が知 ら れて い た ( 特開昭 5 2 一 [0018] 1 4 1 7 8 5 号公報, 同 5 8 — 1 5 4 7 5 5 号公報 同 5 8 - 3 6 4 1 2 号公報 , 特公昭 4 4 — 2 4 2 7 号公報, 同 6 0 - 2 4 8 1 3 号公報, 特開昭 6 2 - [0019] 1 3 4 4 9 号公報 , 特公昭 4 8 — 2 2 8 3 3 号公報 特開昭 5 4 - 7 8 7 5 0 号公報, 同 6 2 — [0020] 2 2 5 5 4 3 号公報等)。 [0021] し 力、 し 、 E V 0 H に ポ リ ァ ミ ド 系樹脂 を 混合 す る と 、 連続溶融成形 中 に ゲ ルが発生 し た り 、 押 出成形 機 の ス ク リ ュ ー や 吐 出 部 で 樹脂 が堆積 し て 、 溶融成 形 に 支障 を き た レ た- m 成形物 の 物性 が狙害 さ れ て い た 。 [0022] こ れ ら の 解決方法 と し て は 、 未端 力 ル ボ キ シ 基及 び 末端 ァ ミ ノ 基 の 舍有量 の 規定 さ れ た ポ リ ア ミ ド 系 樹脂 を E V 0 H と 混 合す る 方法 が知 ら れ て い る ( 特 開昭 6 2 一 1 0 6 9 4 4 号 , 同 6 2 — 2 2 8 4 0 号 公報等) 。 [0023] こ れ の 方法 は 、 い ず れ も 溶融成形性 の 改善 に 効 果が あ る も の の 、 得 ら れ る 組成物 は ガ ス バ リ ァ 性 に 劣 り 、 非常 に 高価 で あ り 、 し か も 高弾性率 e 為 、 使 用 に 際 し て 制限が あ っ た 。 一 方 、 ポ リ ア ミ ド 樹 脂 は 一般 的 に 強 靱 で あ る が 、 こ の 強 靱 性 の 指 標 の 一 つ で あ る 耐 衝 撃 強 度 は 、 吸 湿 に よ っ て 大 幅 に 上 が る 。 し か し 、 成 形 直 後及 び 冬 場 の 乾 燥 状 態 あ る い は 低 温 下 で は 耐 衝 撃 強 度 が 必 ず し も 充 分 で な く 、 成 形 品 に ひ び や 割 れ が 発 生 す る こ と 力 し ば し ば あ っ た 。 [0024] こ の 耐 衝 撃 性 を 改 良 す る 方 法 と し て は 、 ポ リ ア ミ ド 樹 脂 に 対 し て ポ リ オ レ フ ィ ン の o > /5 — 不 飽 和 力 ル ボ ン 酸 又 は そ の エ ス テ ル の 共 重 合 体 樹 脂 , 無 水 マ レ イ ン 酸 に 代 表 さ れ る , β — 不飽 和 カ ル ボ ン 酸 を ポ リ オ レ フ ィ ン 樹 脂 に グ ラ フ ト 変 性 し た 樹 脂 あ る い は エ チ レ ン メ タ ア ク リ ル酸 ( エ ス テ ル ) 共 重 合 体 を N a , Z n , M g等 で ィ ォ ン 化 し た ア イ オ ノ マ 一 樹 脂 や エ チ レ ン 一 プ ロ ピ レ ン 一 ジ ェ ン 共 重 合 体 ゴ ム に 無 水 マ レ イ ン 酸 を グ ラ フ ト 変 性 し た ゴ ム 等 を プ レ ン ド す る 方 法 ( 特 開 昭 5 1 — 7 0 2 5 4 号 公 報 , 特 公 昭 4 2 - 1 2 5 4 6 号 公 報 , 同 4 4 — 2 9 2 6 2 号 公 報 , 米 国 特許第 3, 845 , 163号 明 細 書 , 特 公 昭 5 4 一 4 4 1 0 8 号 公 報 , 特 公 昭 5 5 - 9 7 7 1 1 号 公 報) が良 く 知 ら れ て い る 。 [0025] し 力、 し 、 こ れ ら の 方 法 で は 、 ① ポ リ ア ミ ド 樹 脂 と の 相 溶 性 に 劣 る 、 ② グ ラ フ ト 変 性 す る 際 に 有 機 過 酸 化 物 に よ っ て 、 ゲ ル 部 分 が 発 生 す る 、 ③ 未 反 応 の モ ノ マ ー が ボ リ マ 一 中 に 存 在 す る と ポ リ ア ミ ド 樹 脂 と 反 応 し て ゲ ル が 多 量 に 発 生 し 黄 色 に 着 色 す る 、 ④ ブ レ ン ド に よ り ガ ス バ リ ァ 性 が 低 下 す る 等 の 問 題 力く あ つ た 。 ま た 、 ア イ オ ノ マ ー 等 は ブ レ ン ド に 際 し て は 、 ア イ オ ノ マ ー 自 体 が高 価 な た め 、 使用 に 際 し て 制限 が あ る と い う 問 題 も 存在 し た 。 [0026] 更 に 、 ボ リ ア ミ ド の 結晶化 を 胆害 す る よ う な 側鎮 や環構造 を 導入 し て ガ ラ ス 転移点 を 高 く し た 、 所謂 非晶性 ナ イ ロ ン が あ る が、 耐衝撃性 改良 さ れ る も の の 、 一般的 に 成形温度が高 く 、 特殊 な 成形装置 を 有す る な ど コ ス ト 高 の 問題 が あ っ た 。 ち な み に 、 こ れ ら 非晶 性 ナ イ ロ ン の 例 と し て は 、 ポ リ ア ミ ド 樹脂 ノヽ ン ド ブ ッ ク 2 8 7 〜 3 0 6 頁 , 日 刊工業新閒社 (昭和 6 3 年 1 月 3 0 日 発行) に 詳細 に 述べ ら れて い る 。 [0027] こ の よ う に 、 上記 の 従来 の 技術 に は、 可塑剤 に よ る プ リ 一 ド ゃ ガ ス バ リ ァ 性 の 低下 や溶融成形性 の 欠 如 、 均一混 合 性 の 不備 な ど が あ っ た 。 [0028] と こ ろ で 、 E V 0 H は 、 そ の 特徵 で あ る ガ ス ノ、' リ ァ 性 を 生 か し 、 食品包装材料 , 化粧品包装材料 , 薬 品包装材料 な ど 、 特 に 酸素 に 対 す る 遮蔽性 が必要 な 食品 や 薬品 の 包装 を 目 的 と す る 包装材料 に 用 い ら れ る 。 [0029] し か し 、 E V 0 H は、 硬 く し か も 非常 に 脆 く 容易 に 破壌 し 、 ま た 分子内 に 水酸基 を 有 す る 為、 水及 び 水蒸気 に 敏 感 で 、 吸湿 に よ り ガ ス バ リ ァ 性 が著 し く 悪化す る と い う 欠点を 有 す る 。 [0030] こ の 欠点 を 解 決す る 為、 ポ リ エ チ レ ン , ポ リ ブ 口 ピ レ ン な ど の ポ リ オ レ フ ィ ン 系重合体 又 は ポ リ ェ ス テ ル , ポ リ ス チ レ ン , ポ リ 塩 化 ビ ニ ル な ど の 一 種 又 は そ れ 以 上 の 重 合 体 を E V 0 H に 積 層 し た 多 層 積 層 体 が用 い ら れ て い る 。 [0031] こ れ ら の 積 層 方 法 と し て は 、 各 々 の 押 出 機 よ り ポ リ オ レ フ イ ン , E V 0 H 及 び こ れ ら の 接着 樹 脂 を 押 し 出 し て 積 層 す る 、 い わ ゆ る 共 押 出 成 形 法 や ド ラ イ ラ ミ ネ ー ト 成 形 法 , 押 出 ラ ミ ネ ー ト 成 形 法 , 溶 液 コ 一テ ィ ン グ 成 形 法 な ど に よ っ て シ ー ト , フ イ ノレ ム , ボ ト ル の 形 状 と し て 得 ら れ る 。 [0032] シ ー ト に つ い て は 、 包 装 容 器 と す る 為 に E V 〇 H 多 層 積 層 体 の 原 反 を 真 空 成 形 や 圧 空 成 形 等 の 熱 成 形 の 二 次 加 工 を 施 す こ と が行 わ れ て い る 。 [0033] こ れ ら は 大 半 が、 多 層 積層 体 を 構 成 す る 材 料 の う ち 最 も 融 点 の 低 い 樹 脂 に 成 形 条 件 を あ わ せ て 成 形 す る こ と が 必 要 で あ る 。 従 っ て 、 融 点 の 高 い E V O H は 、 二 次 加 工 に よ っ て そ の 層 に 微 細 な 空 隙 部 分 ( い わ ゆ る ボ イ ド ) や ク ラ ッ ク が 発 生 す る 。 ま た E V 0 H の 結 晶 化 速 度 が 速 い こ と も 起 因 し て 、 こ の よ う な ボ イ ド , ク ラ ッ ク な ど や 局 所 的 な 偏 肉 等 が 発 生 す る 。 特 に 深 絞 り 成 形 で は 、 絞 り 比 の 大 き い も の で コ ー ナ 一 部 分 等 に こ の よ う な 現 象 が 起 こ り 易 く 使 用 に 際 し て 限 界 が あ っ た 。 [0034] 一 方 、 ボ ト ル 成 形 に お い て も 、 ノヽ' リ ソ ン を 膨 張 さ せ ボ ト ル の 形 状 に 成 形 す る 際 に 、 こ の よ う な 現 象 力-; 起 こ り 易 力、 つ た 。 [0035] ま た 、 フ ィ ル ム に お い て は 、 流 通 段 階 な ど で 受 け る 屈 曲 運動 に よ り 、 容易 に ピ ン ホ ー ル が発生 し 、 本 来 E V 0 H 力く備 え て い る ガ ス バ リ ァ 性が著 し く 損 な わ れ る こ と 力 あ っ た 。 [0036] こ の 様 な ク ラ ッ ク , ピ ン ホ ー ル , 偏 肉 等 が発生 す る と 、 酸素 バ リ ア 性が著 し く 低下 し た り 、 外観不良 や接着 樹脂 と E V 0 H と の 層 間 で 剥離 が起 こ り 、 包 装容器 で の 使用 に 制限 な い し 困難 な 場合 が あ っ た 。 [0037] かか る 問題点を 解決 す る 方法 と し て は 、 E V 0 H に グ リ セ リ ン , 各種 グ リ コ ー ル , ヒ ド ロ キ シ ル基舍 有 可塑 剤 を 混合 す る 方法 ( 特開昭 5 3 - 8 δ 0 6 7 号公報) 、 ピ ロ リ ド ン 環 を 共重合 し た Ε V 0 Η (特開 昭 6 2 — 1 1 6 4 4 号公報) 、 E V O H に シ ラ ン 架 橋 を 施す 方法 ( 特開 昭 5 1 — 2 0 9 4 6 号公報 , 同 6 0 — 1 4 4 3 0 4 号公報 , 同 6 0 — 1 7 0 6 7 2 号公報 , 同 6 1 2 9 0 0 4 7 号公報 , 同 6 1 — 2 9 0 0 4 8 号公報) 、 E V O H に 塩化 リ チ ウ ム 及 び 芳香族又 は脂肪族 ァ ミ ド 又 は多 価 ア ル コ ー ル系 化 合物 を ブ レ ン ド す る 方法 (特開昭 6 1 — 2 8 1 1 4 マ 号公報 , 同 6 1 — 2 8 3 6 4 3 号公報 , 同 6 1 _ 2 8 3 6 4 4 号公報 ) 等が知 ら れて い る 。 [0038] し 力、 し 、 こ れ ら の 方法 は 、 い ず れ も 下記 の 様 な 問 題点が あ り 、 十分満足 す べ き も の で は な か っ た 。 す な わ ち 、 グ リ セ リ ン や 各種 グ リ コ 一 ル : ヒ ド π キ シ ル基 舍有 可塑剤 は 、 Ε V 0 Η と の 相 溶性 が悪 い 為 に 、 時 間 の 経過 と と も に こ れ ら 可塑剤 の ブ リ 一 ド が起 こ り 、 接 着樹 脂 層 と の 接着強度 が経時的 に 低下 す る 問 題 が あ っ た 。 [0039] ま た 、 分 子 内 に ピ ロ リ ド ン 環 を 共 重 合 し た 三 元 共 重 合 体 は 、 E V 0 H よ り も 吸 湿 し や す く 、 吸 湿 に よ つ て ガ ス バ リ ア 性 力 低 下 し た り 、 ピ ン ホ ー ル , ク ラ ッ ク , 偏 肉 防 止 の 効 果 は 今 だ 不 十 分 で あ っ た 。 E V O H に シ ラ ン 架 橋 を 施 す 方 法 は 架 橋 の コ ン ト ロ ー ル が難 し く 、 し ば し ば 溶 融 成 形 時 、 ゲ ル , フ イ シ ュ ' ア イ が 多 発 す る 問 題 が あ っ た 。 [0040] 一 方 、 E V 0 H に 塩 化 リ チ ウ ム 化 合 物 及 び 芳 香 族 叉 は 脂 肪 族 ア ミ ド 又 は 多 価 ア ル コ ー ル 系 化 合 物 を ブ レ ン ド す る 方 法 は 、 塩 化 リ チ ウ ム 化 合 物 は E V 〇 H と ブ レ ン ド す る と き に 、 し ば し ば 、 分 散不 良 を 起 こ し た り 、 シ ー ト 原 反 を 用 い 容 器 成 形 す る な ど の 加 熱 延 伸 、 ま た 、 延 伸 フ ィ ル ム を 得 よ う と す る 際 、 塩 化 リ チ ウ ム 粒 子 の 部 分 が 延 伸 に よ っ て ボ イ ド が 発 生 し 逆 に ク ラ ッ ク ゃ ピ ン ホ ー ル が 発 生 す る な ど の 問 題 力 あ り 、 今 だ 不 十 分 で あ っ た 。 [0041] 更 に 、 一 方 で は 耐 屈 曲 疲 労 性 や 機 械的 強 度 を 高 め る 目 的 で E V O H の ヱ チ レ ン 含 有 量 を 高 く す る こ と が 行 な わ れ て い た が 、 し 力、 し こ の 方 法 に よ れ は' ェ チ レ ン 含 有 量 増 加 に よ り ガ ス バ リ ァ 性 が 逆 に 低 下 し 使 用 に 制 限 が あ っ た 。 [0042] 従 っ て 、 E V O H 多 層 積 層 体 を 用 い た 容 器 の 熱 成 形 に 際 し て 、 E V 0 H 層 の ピ ン ホ ー ル , ク ラ ッ ク 及 び 偏 肉 が 生 じ る こ と な く 、 ガ ス ノ < リ ア 性 に 優 れ る E V 0 H 力く 望 ま れ て い た 。 多 層 積 層 体 を 食 品 の 包装材 と し て 用 い る 場 合 に は 、 食 品 の 重要 な 商 品価 値 の 一 つ で あ る 香 気 の 保存 性 が 要 求 さ れ る 。 こ の 食品 の 香 気 ( 以下 、 フ レ ー バ ー と 称 す る ,) は 種 々 の 炭 素数 の 有 機 化 合物 か ら な っ て い る 。 フ レ ー ノ ー 成 分 と し て は 、 例 え ば、 テ ル ペ ン 系 炭 化 水 素 類 ( d — リ モ ネ ン , ミ ル セ ン な ど) , テ レ ペ ン ア レ コ ー スレ 類 ( — テ ノレ ビ ネ オ ー ル , リ ナ 口 — ル , ゲ ラ ニ オ ー ル な ど) , ア ル コ ー ル 類 ( ォ ク タ ノ ー ル , イ ソ ア ミ ル ア ル コ ー ル な ど) , ア ル デ ヒ ド 類 ( ォ ク タ ナ ー ル , シ ト ラ 一 ル , ト ラ ン ス 一 2 « キ サ ナ 一 ノレ な ど) , エ ス テ ル類 ( ェ チ ノレ 力 プ レ イ ト , ア ミ ノレ べ ン ゾ エ ー ト , ェ チ ノレ シ ン ナ メ ー ト な ど ) 等 が 挙 げ ら れ る 。 [0043] こ れ ら の フ レ ー バ ー を 保存 す べ き 食 品 の 包 装用 多 層 積 層 体 は 、 一般 に 、 内 層 に ヒ ー ト シ ー ル 可能 な ボ リ オ レ フ ィ ン 系 樹 脂 層 、 中 間 に ガ ス バ リ ア 層 と し て Ε V 0 Η 、 ポ リ 塩 化 ビ ニ リ デ ン 共重合 体 又 は ポ リ ア ミ ド 樹 脂 の よ う な ガ ス バ リ ア 樹 脂 や ア ル ミ ニ ウ ム 箔 な ど の 金 属 箔 を 用 い 、 そ し て そ の 外 側 に 支持層 あ る い は 保 護 層 と し て の ポ リ オ レ フ ィ ン 樹 脂 , ポ リ エ ス テ ル樹 脂 , 塩 化 ビ 二 ル 樹 脂 , ポ リ ス チ レ ン 樹 脂 な ど の 熱 可 塑 性 樹 脂 層 を 積 層 し て 得 ら れ る も の で あ る 。 各 層 の 積 層 は 、 一 般 に 、 接着 剤 層 を 介 し て 行 わ れ る 。 [0044] 特 に 包 装 の 自 動 化 · 効 率 化 に 大 い に 利 用 さ れ て い る ヒ ー ト シ ー ル層 に は 、 ポ リ オ レ フ ィ ン 系 樹 脂 が ほ と ん ど 独 占 的 に 使用 さ れ て い る 。 し か し 、 内 面 側 の ヒ ー ト シ一ノレ 層 と し て の ポ リ オ レ フ ィ ン 系 熱 可 塑 性 樹 脂 は 、 ガ ス バ リ ア 樹 脂 や 金 属 箔 と は 互 い に 親 和 性 を 有 し な い た め 、 接 着 性 に 問 題 が あ る 。 こ の こ と は 、 ポ リ エ チ レ ン , ポ リ プ ロ ビ レ ン な ど に 代 表 さ れ る ポ リ オ レ フ ィ ン 系 熱 可 塑 性 樹 脂 が 無 極 性 で あ る こ と か ら 容 易 に 想 像 で き る こ と て ' あ る 。 [0045] し た が っ て 、 一 般 的 に は ボ リ エ ス テ ル 系 , ァ ク リ ノレ 系 , ポ リ ゥ レ タ ン 系 な ど の 接 着 剤 を 介 し て 積 層 す る ド ラ イ ラ ミ ネ ー ト 法 ; ポ リ オ レ フ ィ ン 樹脂 を 有 機 過 酸 化 物 を 触 媒 と し て 不 飽 和 カ ル ボ ン 酸 無 水 物 と 同 時 に 押 出 · 溶融 グ ラ フ ト す る 方 法 又 は 熱 キ シ レ ン に ポ リ オ レ フ イ ン 樹脂 を 溶解 し 、 有機過酸化物 で 不飽 和 カ ル ボ ン 酸 無 水 物 を グ ラ フ ト す る 方 法 な ど に よ つ て 得 ら れ る 所 謂 変 性 ポ リ ォ レ フ ィ ン 樹 脂 を 接 着 剤 層 と し て 多 層 共 押 出 法 に よ つ て 多 層 積層 体 を 得 る 方 法 な ど 、 接 着 剤 に 頼 っ て い る の が 普 通 で あ る 。 [0046] と こ ろ で 、 食 品 に は 風 味 の 一 要 素 で あ る フ レ ー ノ 一 が あ り 、 フ レ ー ノ 一 は 食 品 中 に 含 ま れ る 上 記 の よ う な 各 種 の 有 機 化 合 物 成 分 に よ っ て 作 ら れ て お り 、 そ の 食 品 独 自 の フ レ ー バ ー は 、 そ れ ら 微 量 の 有機 化 合 物成 分 の 蒸 気 濃 度 の バ ラ ン ス に よ つ て 形 成 さ れ て い る 。 と こ ろ が 、 食 品 と 直 接 接 す る ヒ ー ト シ ー ル 層 と し て の ポ リ オ レ フ ィ ン 樹 脂 は 、 食 品 中 の フ レ 一 バ 一を 少 な 力、 ら ず 収 着 し て し ま う の て 、 ヒ ー ト シ 一 ノレ 層 を 薄 く す る こ と が要 望 さ れ て い る が 、 こ れ を 薄 く し て 使 用 す る と 、 ヒ ー ト シ ー ル 層 で の 破 損 な ど を 招 き が ち で あ っ た 。 [0047] フ レ ー バ ー の 保香性 と ポ リ マ ー の 関係 に 閬 し て は 渡辺渉 ら ; 日 本食品工業学会誌 1 0 卷 No. 4 、 1 1 8 頁 ( 1 9 6 3 ) , 食品工業別冊 ; 食品 の 包装 と 材料、 光淋 (昭和 5 4 年) , 榛 田 滋行 ; ジ ャ パ ン フ ー ド サ イ エ ン ス 3 月 号、 4 9 頁 ( 1 9 8 7 ) , PRECEDI NG OF FUTURE- PAK ' 8 7 (RYDER ASSOCI TES INC. ) 1 1 月 号 9 頁 ( 1 9 8 7 )等 に 述べ ら れて い る 。 [0048] フ レ ー バ ー の 保香性 に 閬 す る 従来技術 と し て は 、 ポ リ エ チ レ ン テ レ フ タ レ ー ト , E V O H 及 び ナ イ 口 ン の う ち 少 な く と も 1 種を 内容物 と 接す る 最 内 層 と す る 方法 ( 特開昭 5 7 - 1 6 3 6 δ 4 号公報及び 同 6 0 — 4 8 3 4 4 号公報) , 最内層 を ボ リ エ ス テ ル と ポ リ ア ミ ド と の 混 合物 と す る 方法 ( 特開昭 6 1 - 6 4 4 4 9 号公報) , 最内 層 を 形成す る 樹脂 に 食品 香料 を 練 り 込 む 方法 ( 特開昭 5 9 — 1 7 4 3 4 8 号 公報及び 同 5 9 - 1 7 4 4 7 0 号公報) , 分子量 の 異 な る ポ リ エ ス テ ル の 混合物 を 内 面材 と し て 用 い る 方法 ( 特開昭 5 7 — 1 6 3 6 5 4 号公報 ) 等が知 ら れて い る 。 [0049] さ ら に 、 E V O H を 内 容物 と 接 す る 最 内 層 と し た ぺ ー ノ、'一 ボ ー ド ( 特開昭 6 3 - 3 9 δ 0 号公報) : 熱封緘 可能 な グ リ コ ー ル変性 ポ リ エ チ レ ン グ リ コ 一 ノレ を 内容物 と 接す る 最 内 層 と し た ペ ー パ ー ボ ー ド (特開昭 6 2 — 2 9 0 δ 3 4 号公報) , ポ リ オ レ つ ィ ン 層 と 該層 に 接着層 を 介 し て 積層 さ れ、 最 内 層 を 構 成 す る E V O H の 厚 み を 5 〜 4 0 〃 m と す る 方 法 (実 開 昭 6 3 - 2 1 0 3 1 号 公 報) , 最 内 層 を ポ リ オ レ フ イ ン 樹 脂 と し 、 ポ リ オ レ フ イ ン 樹 脂 の 量 を 充 塡 す る 食 品 の 量 1 0 0 % ( 重 量 ) に 対 し て 0 . 5 % 以 下 と す る 方 法 ( 特 開 昭 6 2 - 2 6 8 6 4 0 号 公 報 ) 等 の 提 案 が な さ れ て い る 。 [0050] し か し 、 こ れ ら の 方 法 は い ず れ も 最 内 層 と し て 使 用 さ れ る 樹 脂 が 、 ポ リ オ レ フ イ ン 樹 脂 よ り 高 い 融 点 を 有 す る た め 、 ヒ ー ト シ ー ル 性 が悪 い と い う 問 題 力く あ り 、 ま た 、 香 料 を 練 り 込 む と き の 混 練 り 温 度 が 高 い た め 、 食 品 香 料 を 最 内 層 樹 脂 に 練 り 込 む と き 熱 劣 化 を 起 こ す と い う 問 題 が あ っ た り 、 ヒ ー ト シ ー ル 力 で き て も 、 ヒ ー ト シ ー ル の 性 能 が 悪 い た め 簡 単 に ヒ 一 ト シ ー ル部 分 で 破 損 が起 こ る な ど の 問 題 が あ つ た り 、 特 開 昭 6 2 - 2 6 8 6 4 0 号 公 報 の よ う に 充 塡 食 品 の 量 1 0 0 % ( 重 量 ) に 対 し て ポ リ オ レ フ ィ ン の 量 を 0 . 5 % 以 下 に す る た め 、 具 体 的 に は 低 密 度 ポ リ エ チ レ ン を 1 0 m の よ う に 非 常 に 薄 く す る こ と を 必 要 と し 、 ヒ ー ト シ ー ル 時 に 低 密 度 ポ リ エ チ レ ン よ り 融 点 の 高 い 樹脂 で 構 成 さ れ て い る 外側 の 層 が 未 溶融 と な り 、 ヒ ー ト シ ー ル強 度 が 劣 り 、 破 損 の 問 題 な ど が あ っ て 、 い ず れ も 充 分 な 解 決 と は 言 え な 力、 つ た 。 [0051] な か に は 、 大 容 量 の 充 塡 食 品 の 場 合 に は 有 効 な 場 合 も あ る が 、 少 容 量 の 充 堪 食 品 の 時 は 必 然 的 に ポ リ ォ レ フ ィ ン の 厚 み を 蘀 く す る か 、 容 器 の 大 き さ を 小 さ く す る 制限 が存在 し 、 商業的 な 制約 が あ っ た 。 さ ら に 、 従来 の ガ ス ノ リ ア 性樹脂を 最内 層 に 用 い る 技術 で は 、 フ レ ー バ ー ノ、' リ ア 性 は ポ リ オ レ フ ィ ン 樹脂 よ り 優れ て い る も の の 、 ヒ ー ト シ ー ル性 が ポ リ ォ レ フ ィ ン 樹脂 よ り も 劣 る た め 、 作業性, 品質維持 の 点力、 ら 問題 が あ っ た 。 [0052] 例 え ば、 フ レ ー ノ、' 一 ノ、 ' リ ア 性 に 閬 し て は 、 E V 0 H が最 も 優 れ て い る も の の 、 E V O H は熱融解温度 が ポ リ オ レ フ ィ ン 樹脂 よ り 高 い た め 、 ヒ ー ト シ ー ル 温度が高 く 、 し 力、 も タ フ ネ ス に 欠 け る た め に ヒ ー ト シ ー ル強度 が劣 る も の で あ っ た 。 [0053] こ の 解決方法 と し て は 、 エ チ レ ン 含有量 の 多 い E V O H を 選択 す る 方法 が あ る が、 エ チ レ ン 含有量 の 増加 と と も に ヒ 一 ト シ ー ル性 は若干 向 上 す る も の の 逆 に フ レ ー バ ー バ リ ァ 性 が悪化す る た め 、 ヒ 一 ト シ ー ル性 と フ レ ー バ ー パ リ ァ 性 と い う 相 反す る 問題点 を 同 時 に は 解決で き な か っ た 。 [0054] 本発 明 は、 前記事情 に 基づ い て な さ れ た も の で あ り 、 そ の 目 的 は、 前記問題点を 解消 し 、 溶融流動性 に す ぐ れ、 溶融押 出 成形 可能 で あ る と と も に 、 ガ ス バ リ ア 性 , 機械的 強度 , 耐油性 , 耐溶媒性 , 帯電防 止性 , 保香性 な ど の 諸性能 に 優 れ た フ ィ ル ム , シ ー ト , 多 層 積層 体 , 容器 な ど の 成形 体 の 成形材料 と し て 有用 な ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル系 共重合体樹脂組成 物 を 提 供 す る こ と に あ る 。 [0055] 本発 明 は 、 さ ら に 、 ピ ン ホ ー ル , ク ラ ッ ク 及 び偏 肉 が な く 、 耐屈 折 疲労 性 , ヒ ー ト シ ー ル 性 に 優 れ 、 し 力、 も フ レ ー ノ 一 ノ リ ア 性 , ガ ス バ リ ア 性 , 機 械 的 強 度 な ど の 諸 性 能 に 優 れ た 多 層 積層 体 を 提 供 す る こ と を 目 的 と す る 。 [0056] 明 の 開 示 [0057] 本 発 明 者 ら は 、 前 記 の 問 題 点 を 解 決 す べ く 、 鋭 意 研 究 を 重 ね た 。 そ の 結果 、 特定 割 合 の ポ リ ビ ニ ル ァ ル コ ー ル の 存 在 で 酢 酸 ビ ュ ル モ ノ マ 一 と エ チ レ ン モ ノ マ 一 を ェ マ ル ジ ョ ン 重 合 し て 得 ら れ る ボ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル 系 共 重 合 体 樹 脂 を 用 い る こ と に よ っ て 上 記 の 目 的 を 達 成 し う る こ と を 見 出 し た 。 本 発 明 は 力、 か る 知 見 に 基 づ い て 完 成 し た も の で あ る 。 [0058] す な わ ち 、 本 発 明 は 、 [0059] ( A ) ポ リ ビ ニ ル ア ル コ 一ル カ ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル と 酢 酸 ビ ュ ル モ ノ マ ー の 合 計 量 に 対 し て 少 な く と も 1 0 重 量 % 存 在 す る 状 態 で 、 酢 酸 ビ ニ ル モ ノ マ — 及 び エ チ レ ン モ ノ マ — を ェ マ ル ジ ョ ン 重 合 し て 得 ら れ る エ チ レ ン 含 有 量 1 〜 5 0 重 量 % の ポ リ ビ ニ ル ア ル コ 一ル系 共 重 合 体 樹 脂及 び [0060] ( B ) ボ リ ビ ニ ル ア ル コ 一 ル系 樹 脂 , ポ リ ア ミ ド 系 樹 脂 及 び ォ レ フ ィ ン ー 酢 酸 ビ ニ ル 共 重 合体 鹼 化 物 の う ち の い ず れ 力、 1 種 [0061] を 配 合 し て な る 樹 脂 組 成 物 を 提 供 す る も の で あ る 。 [0062] 本 発 明 は さ ら に 、 ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル が ボ リ ビ 二 ノレ ア ル コ ー ル と 酔酸 ビ ュ ル モ ノ マ ー の 合 計 量 に 対 し て 少 な く と も 1 0 重 量 % 存 在 す る 状 態 て 、 酢 酸 ビ ニ ル モ ノ マ ー 及 び エ チ レ ン モ ノ マ ー を ェ マ ル ジ ョ ン 重 合 し て 得 ら れ る エ チ レ ン 含 有 量 1 〜 5 0 重 量 %' の ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル系 共重 合体樹 脂 の 層 を 1 層 以 上有 し 、 1 種 以 上 の 熱 可塑 性 樹 脂層 を 積層 し 、 前 記 ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系 共重 合 体樹脂層 を ヒ ー ト シ ー ル層 と す る 多 層 積層 体 及 び 上記 の ポ リ ビ ュ ル ァ ル コ ー ル 系 共重 合 体 樹 脂 の 層 を 1 層 以 上有 し 、 該樹 脂 層 に 隣 接 し て 厚 み 2 jt ii! 〜 3 0 の ポ リ オ レ フ ィ ン 系 熱 可 塑 性 樹 脂 層 又 は 接着 層 と ポ リ オ レ フ ィ ン 系 熱 可 塑 性 樹 脂 層 を 積層 し 、 該 ポ リ オ レ フ イ ン 系 熱 可 塑 性 樹 脂層 を ヒ ー ト シ ー ル層 と す る 多 層 積層 体 を 提 供 す る も の で あ る 。 , [0063] 明 を 荬旆 す る た め の 最 良 の 形 態 [0064] ま ず、 本 発 明 の 樹 脂組成物 に お い て ( A ) 成 分 と し て 用 い る ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル系 共重 合 体樹 脂 に つ い て 説 明 す る 。 こ の ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル 系 共 重 合 体 樹 脂 は 、 ポ リ ビ ニ ノレ ア ノレ コ ー ル 力; ボ リ ビ ニ ル ァ ル コ ー ル と 酢酸 ビ ュ ル モ ノ マ ー の 合 計量 に 対 し て 少 な く と も 1 0 重量 % 存在 す る 状 態 で 、 酢 酸 ビ ュ ル モ ノ マ 一 及 び エ チ レ ン モ ノ マ — を エ マ ノレ ジ ョ ン 重 合 し て 得 ら れ る エ チ レ ン 含有 量 力く :! 〜 5 0 重 量 % で あ る も の で あ る 。 [0065] こ の ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル 系 共 重 合 体樹 脂 は 、 例 え ば特 開 昭 6 0 — 9 6 6 3 7 号公 報 及 び 特 開 昭 6 3 一 1 0 8 0 1 6 号 公 報 等 に 記 載 さ れ て い る 方 法 等 に よ り 製 造 す る こ と が で き る 。 こ の ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル 系 共 重 合 体 樹 脂 の 製 造 法 の 一 例 を 挙 げ れ ば 、 平 均重 合 度 2 0 〜 5 0 0 0 の ポ リ ビ ニ ノレ ア ル コ ー ル の 存 在 下 で 公 知 の 触 媒 を 用 い て 酢 酸 ビ ニ ノレ モ ノ マ 一 及 び エ チ レ ン モ ノ マ ー と を 共 重 合 す る こ と に よ り 得 ら れ る 。 こ こ で 使 用 す る ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル は 、 ボ リ 酢 酸 ビ ニ ル を 鹼 化 し て 得 ら れ た も の で 、 任 意 の 加 水 分 解 度 の も の で よ い が 、 平 均 鹼 化 度 が 5 0 〜 9 9 モ ル % の も の が好 ま し く 、 鹺 化 度 7 0 〜 9 9 モ ル % 、 平 均 重 合 度 1 0 0 ~ [0066] 3 0 0 0 の も の が よ り 好 ま し く 、 特 に 平 均 鹼 化 度 7 8 〜 9 9 モ ル % 、 平 均 重 合 度 2 5 0 0 の も の が最 適 で あ る 。 ボ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル の 鹼 化 度 は 、 高 い 程 酸 素 バ リ ア 性 が 良好 と な る が 、 重 合 時 の 液 の 粘 度 が 高 く な つ た り 、 ェ マ ル ジ ヨ ン 重 合 物 と 他 の 樹 脂 と 混 合 す る 際 の 相 溶 性 に 劣 る 場 合 が あ る 。 し た が っ て 、 特 に 、 7 8 〜 9 9 モ ル % の 部 分 鹼 化 物 が 最 適 で あ る 。 [0067] エ マ ノレ ジ ョ ン 重 合 に 使 用 す る ポ リ ビ ュ ル ァ ル コ 一 ル の 重 合 度 は 高 い 程 、 樹 脂 組 成 物 か ら 得 ら れ る 樹 脂 製 品 の 強 度 は 高 く な る が 、 溶 融 押 出 成 形 性 が悪化 す る 。 従 っ て 、 こ の 用 途 に 対 し て は 重 合 度 が 3 0 0 〜 2 5 0 0 、 特 に 好 ま し く は 3 0 0 〜 1 5 0 0 の ポ リ ビ ニ ノレ ア ノレ コ ー ノレ を 選 択 し て 用 い る こ と が 好 ま し い 。 [0068] 酢 酸 ビ ニ ノレ モ ノ マ 一 と エ チ レ ン モ ノ マ ー と の 共 重 合 反 応 中 、 水 性 ェ マ ル ジ ヨ ン 中 に 存 在 し て い る ボ リ ビ ニ ノレ ア ノレ コ ー ル の 量 は 、 酢 酸 ビ ニ ノレ モ ノ マ ー お よ び ポ リ ビ ニ ノレ ア ル コ ー ル の 合 計 量 に 対 し て 少 な く と も 1 0 重 量 % 必 要 で あ る 。 1 0 重 量 % 未満 の 場 合 は 、 ガ ス ノ リ ア 性 に 劣 り 、 ま た 、 成 形 材 料 の 調 製 に あ た つ て 配 合 さ れ る 他 の 樹 脂 と の 相 溶 性 に 劣 り 、 ま た 、 成形 物 表 面 の ベ タ ツ キ が生 ず る な ど の 不都 合 が あ り 、 本 究 明 の 目 的 に は 適 さ な い も の と な る 。 こ の エ マ ル ジ ョ ン 重 合 中 に 存在 さ せ る ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル の 量 は 、 ガ ス ノ リ ア 性 を 損 な う こ と な く 、 溶 融成形 性 を 保 持 す る う え で 、 1 0 〜 6 0 重 量 % と す る の が好 ま し い 。 [0069] エ チ レ ン と 酢 酸 ビ ニ ノレ の ェ マ ル ジ ョ ン 重 合 は 、 ェ チ レ ン を 封 入 し 、 圧力 を 舁圧 し て 行 わ れ る 。 そ の 圧 力 は 、 通 常 5 〜 1 0 O kg / o! で あ る 。 ェ マ ル ジ ョ ン 中 の エ チ レ ン と 酢酸 ビ ュ ル 、 エ チ レ ン 含有 量 は 、 重 合時 の ェ チ レ ン 圧 の 調 節 に よ つ て 比 較的 広 範 囲 に 変 え る こ と 力、' で き る 。 [0070] ま た 、 上記 の 方 法 に よ り 製造 さ れ る ポ リ ビ ュ ル ァ ル コ ー ル 系 共重合 体 樹 脂 中 の エ チ レ ン 舍有 量 は 1 〜 [0071] 5 0 重 量 % で あ り 、 1 0 〜 4 5 重 量 % が好 ま し ぃ 。 エ チ レ ン 含 有 量 力く 5 0 重量 % を 超 え る と 、 他 の 樹脂 と の 相 溶 性 や ガ ス バ リ ア 性 等 が劣 り 、 発 明 の 目 的 に は 適 さ な い 。 ま た 1 重 量 % 未 満 で は 、 溶 融成 形 性 が 劣 る た め 使 用 で き な い 。 [0072] な お 、 ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系 共 重 合体 樹 脂 中 の 酔酸 ビ ュ ル 単 位 の 含有 量 に つ い て は 、 特 に 制 限 は な い が 、 通 常 は 1 〜 _8 9 重 量 % が よ い 。 1 重 量 % 未 満 で あ る と 溶 融成 形 性 が低 下 し 、 ま た 8 9 重 量 % を 超 え る と 、 他 の 樹 脂 と の 枏溶 性 や 成 形 物 の 表 面 に ベ タ ツ キ 等 が 生 ず る な ど の 問 題 が あ る 。 [0073] 上 記 ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル 系 共 重 合 体 樹 脂 に は 、 酢 酸 ビ ュ ル モ ノ マ 一 , エ チ レ ン モ ノ マ ー に 代 え て 以 下 の モ ノ マ 一 を 共 重 合 す る か、 酢酸 ビ ュ ル モ ノ マ ー , エ チ レ ン モ ノ マ ー の 他 に さ ら に エ チ レ ン 性 不 飽 和 結 合 を 持 つ モ ノ マ ー を 共 重 合 す る こ と が で き る 。 こ れ ら の モ ノ マ ー の 例 と し て は 、 ア タ リ ノレ酸 , メ タ ァ ク リ ノレ 酸 , ク ロ ト ン 酸 , マ レ イ ン 酸 , フ マ ー ル 酸 , ィ タ コ ン 酸 な ど の 不 飽 和 酸 あ る い は そ の ア ル キ ル エ ス テ ゾレ 、 ァ ク リ ノレ ア ミ ド , メ タ ク リ ル ア ミ ド , N — メ チ ロ ー ル ア ク リ ル ア ミ ド 等 の 不飽 和 カ ル ボ ン 酸 ア ミ ド 、 ス チ レ ン , ア タ リ ロ ニ ト リ ノレ あ る い は ア ク リ ル 酸 2 — ヒ ド ロ キ シ ェ チ ノレ , メ タ ク リ ノレ 酸 2 — ヒ ド ロ キ シ ェ チ ル , メ タ ク リ ル 酸 グ リ シ ジ ル 等 の 官 能 基 モ ノ マ ー 、 さ ら に は プ ロ ピ レ ン , ブ テ ン , デ セ ン , ォ ク タ デ セ ン 等 の 一 ォ レ フ ィ ン 、 プ ロ ピ オ ン 酸 ビ 二 ル , 酪 酸 ビ ュ ル , ビ バ リ ン 酸 ビ ュ ル , ラ ウ リ ン 酸 ビ ニ ル , ノ ー サ チ ッ ク 酸 ビ ュ ル 等 の ビ ニ ノレ エ ス テ ノレ類 、 塩 化 ビ ニ スレ , フ ッ 化 ビ ュ ル 等 の ハ ロ ゲ ン 化 ビ 二 ノレ な ど を 挙 げ る こ と 力く で き る 。 [0074] 重 合 触 媒 と し て は 、 通 常 乳 化 重 合 に 用 い る 過 硫 酸 塩 , 過 酸 化 水 素 , t — プ チ ル ヒ ド ロ ペ ル ォ キ シ ド や 還 元 材 と の レ ド ッ ク ス 系 が 用 い ら れ る 。 ま た 、 必 要 に 応 じ て 界 面 活 性 剤 を 用 い る こ と が で き る 。 [0075] こ う し て 得 ら れ る 本 発 明 の ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル 系 共重合体樹脂 は 、 ガ ス バ リ ア 性 , フ レ ー バ ー バ リ ァ 性, 機械的強度 , ヒ ー ト シ ー ル性 な ど の 諸性能 に お い て 優れて い る 。 [0076] 次 に 、 本発 明 の 樹脂組成物 は 、 さ ら に ( B ) 成分 と し て ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系樹脂( P V A ) , ポ リ ア ミ ド 系 樹脂及 び ォ レ フ ィ ン ー 酢酸 ビ ニ ル共重合体 鹼化物 の う ち の い ずれか 1 種 を 舍む も の で あ る 。 [0077] ( B ) 成分 と し て 用 い る ボ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系 樹脂 ( P V A ) は 、 ポ リ 酢酸 ビ 二 ル の 部分又 は完全 鹼化物 あ る い は そ の 変性 ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル樹脂 を い う 。 [0078] ボ リ 酢酸 ビ ニ ル の 重合方法 と し て は、 塊状重合, 溶液重合, 乳化重合, 懸濁重合が あ る 。 [0079] こ れ ら の う ち 塊状重合 は重合時 の 粘度 の 上昇、 重 合器 へ の ボ リ マ ー の 付着、 重合熱 の 除去が困難 な ど の 問題 力く あ る 。 [0080] 乳化重合 は 乳化重合 し た 液 を そ の ま ま 接着剤及び 塗料 な ど の 原料 と し て 用 い ら れ る が、 ポ リ 酢酸 ビ ニ ル の 製造方法 と し て は 必ず し も 好適 で は な い 。 [0081] 懸濁重合 は製造条件 な ど の 調節 が難 し い な ど の 問 題点が あ る 。 [0082] 従 っ て 、 以下 に 述 べ る 溶液重 合 が一般 に ポ リ 酢酸 ビ ニ ル の 製造方法 と し て 用 い ら れ る 。 こ の 溶液重 合 は酢酸 モ ノ マ ー を メ タ ノ ー ル , エ タ ノ ー ル , 酢酸 ,: チ ル な ど の 溶媒 で 希釈 す る と 共 に 、 触媒 を 添加 し て 重合 し 、 重 合熱 を 溶媒 の 蒸発熱で 除ま す る 方法 が採 用 さ れ る 。 [0083] 溶 液 重 合 は 粘 度 が 低 い の で 撹 拌 が 容 易 と な り 、 重 合 熱 除 去 も 容 易 と な る 。 こ れ ら の 重 合 は 通 常 、 熱 で 分解 す る 開 始 剤 を 使 用 す る 方 法 が 用 い ら れ る 。 [0084] そ の 他 、 紫 外 線 に よ る 重 合 、 r 線 な ど の 放 射 線 に よ る 重 合 、 レ ド ッ ク ス 触 媒 に よ る 低 温 重 合 力 あ る 。 [0085] 熱 で 分 解 す る 開 始剤 と し て は 過 酸 化 べ ン ゾ ィ ル ( B P 0 ) , ァ ゾ ビ ス イ ソ プ チ ロ ニ ト リ ル ( A I B N ) 等 が通 常 用 い ら れ て い る 。 [0086] こ の よ う に 重 合 さ れ た ボ リ 酢 酸 ビ ュ ル を 、 ア ル 力 リ 触媒 や 酸 触 媒 を 用 い 鹼 化 反 応 に よ っ て 、 本 発 明 の ( B ) 成 分 で あ る P V A を 得 る こ と が で き る 。 [0087] ま た 、 変 性 P V A 樹 脂 と は 以 下 に 述 べ る 共 重 合 物 の 部 分 又 は 完 全 鹼 化物 を い う 。 例 え ば 、 酢 酸 ビ ニ ル と 炭 素 数 4 〜 1 8 の ォ レ フ イ ン と の 共 重 合 物 、 酢 酸 ビ 二 ノレ と カ ル ボ ン 酸 ビ ニ ル ( ノ ー サ チ ッ ク 酸 ビ ュ ル , ス テ ア リ ン 酸 ビ ュ ル 等 ) と の 共 重 合 物 、 酢 酸 ビ ニ ノレ と ァ ノレ キ ノレ ビ ニ レ エ 一 テ ノレ ( ラ ウ リ レ ビ ニ ノレ エ ー テ ル , メ チ ル ビ ニ ル エ ー テ ル 等 ) と の 共 重 合物 、 酢 酸 ビ ュ ル と ( メ タ ) ァ ク リ レ ー ト ( メ チ ノレ メ タ ァ ク リ レ ー ト 等 ) と の 共 重 合 物 、 酢 酸 ビ ュ ル と ア ク リ ル ァ ミ ド ( ア ク リ ル ア ミ ド ; メ タ ク リ ノレ ア ミ ド ; N , N — ジ メ チ ノレ ア ク リ ル ア ミ ド 等 ) と の 共 重 合 体 、 酢 酸 ビ ュ ル と 不 飽 和 カ ル ボ ン 酸 又 は こ れ ら の 無 水 物 も し く は エ ス テ ル ( ア ク リ ル 酸 , ク ロ ト ン 酸 , マ レ イ ン 酸 フ マ ー ル酸 , ィ タ コ ン 酸 等 ) と の 共重 合 物 、 酔 酸 ビ ュ ル と ス ル ホ ン 酸 モ ノ マ 一 ( ビ ニ ル ス ノレ ホ ン 酸, ァ ク リ ス ル ホ ン 酸等 ) 共重合体、 酢酸 ビ ニ ル と カ チ オ ン 性 モ ノ マ ー ( ジ メ チ ル ア ミ ノ エ チ ノレ メ タ ク リ レ — ト , ビ ュ ル イ ミ ダ ド 一 ノレ , ビ ュ ル ピ リ ジ ン , ビ ニ ル サ ク シ ィ ミ ド 等 ) と の 共重合物、 酢酸 ビ ュ ル と そ の 他 の モ ノ マ ー ( ビ ニ レ ン カ ー ボ ネ ー ト , ァ リ ル ァ ル コ ー ル , ァ リ ル ア セ テ ー ト 等 ) と の 共重合物 な ど で あ る 。 [0088] こ の よ う に し て 得 ら れ る P V A は 、 ビ ニ ノレ ア ル コ — ル単位及び酢酸 ビ ュ ル単位 と 力、 ら な る も の で あ り 、 そ の 重合度 は 、 特 に 制限 は な く 用 途等 に 応 じ て 適宜 選定す れ ば よ い が、 通常 は 5 0 〜 2 5 0 0 の も の が 良 い 。 と り わ け、 溶融流動性 お よ び機械的強度等を 考慮す る と 重合度 2 0 0 〜 1 8 0 0 の も の が好 ま し い 。 一方、 鹼化 度 に つ い て は 5 0 モ ル%以上が良 く 、 溶融流動性 を 考慮す る と 鹼化度 7 0 〜 9 9 . 5 モ ル % の も の が好 ま し い 。 鹼化度 5 0 モ ル%未満 で は 、 機 械的強度 に 劣 る と い う 欠点が あ る 。 [0089] 本発 明 の 樹脂組成物 に お い て、 ( B ) 成分 と し て P V A を 用 い る 場合 の 一形態 と し て 、 ポ リ ビ ニ ル ァ ル コ ー ル 力 ボ リ ビ ュ ル ァ ノレ コ ー ル と 酔酸 ビ 二 ノレ モ ノ マ ー の 合計量 に 対 し て 1 0 重量%以上 1 5 重量 % 未 浩存在 す る 状態で 酢酸 ビ ュ ル モ ノ マ 一 と エ チ レ ン モ ノ マ ー と を エ マ ノレ ジ ョ ン 重合 し て 得 ら れ る ポ リ ビ ニ ル ア ル コ 一 ル系共重合体樹脂 ェ マ ル ジ ョ ン と 水溶液 状態 の P V A と を ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル に 由 来す る 基 ( 以 下 、 ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル 基 と い う 。 :) の 総 量 が ビ ュ ル ア ル コ ー ル と 酢 酸 ビ ュ ル の 単 位 の 合 計 量 に 対 し て 少 な く と も 1 5 重 量 % と な る よ う に 配 合 す る の が 好 ま し い 。 こ の 場 合 、 ェ マ ル ジ ヨ ン 重 合 時 の ボ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル 量 が 少 な い の で 、 反 、熱 の 除 去 を 容 易 に 行 う こ と が で き 、 ェ マ ル ジ ヨ ン 濃 度 を 高 濃 度 ま で 製 造 す る こ と が で き 、 し か も P V A を 混 合 す る こ と に よ り 高 い 酸 素 バ リ ア 性 を 達 成 す る こ と 力く で き る 。 さ ら に 、 上 記 の ( A ) ポ リ ビ ニ スレ ア ノレ コ ー ル 系 共 重 合 体 樹 脂 ェ マ ル ジ ヨ ン と ( B ) ボ リ ビ ニ ノレ ア ル コ ー ル 水 溶 液 と を 混 合 し て ェ マ ル ジ ョ ン 樹 脂 組 成 物 か ら 樹 脂 固 形 分 を 分 離 し て 樹 脂 組 成 物 を 得 る こ と も で き る 。 こ れ に よ り 均 一 な 混 合 が 達 成 さ れ 、 成 分 が 均 一 に 分 散 し た 樹 脂 組 成 物 が 得 ら れ る 。 [0090] 本 発 明 の 樹 脂 組 成 物 に お い て 、 ( A ) 成 分 で あ る ボ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル 系 共 重 合 体 樹脂 と ( B ) 成 分 で あ る P V A と の 配 合 割 合 は 、 ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル 系 共 重 合 体 樹 脂 5 〜 9 5 重 量 % 、 P V A 9 5 〜 5 重 量 % で あ り 、 好 ま し く は ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系 共 重 合 体 樹 脂 1 0 〜 8 5 重 量 % 、 P V A 9 0 〜 1 5 重 量 % で あ る 。 ま た 、 本 発 明 の 組 成 物 に お い て 、 特 に 重 合 度 が 低 い P V A を 使 用 し た 場 合 に は 、 P V A の 配 合 比 が 大 き く な る 程 、 溶 融 流 動 性 が 改 善 す る 傾 向 に あ る 。 [0091] こ こ で 、 ボ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル 系 共 重 合 体 樹 脂 の 配 合 割 合 が 9 5 重 量 % を 超 え る と 、 過 剰 の 溶 融 流 動 性 の た め 、 溶融成形性が制限 さ れ る 場合 が あ る 。 一 方 5 重量 %未满 で は 、 餘化度 の 高 い P V A を 混合 し た 場合、 溶融押 出 性 が発現せ ず、 使用 に 耐 え な い 。 [0092] 本発 明 に よ り 、 従来 か ら 溶融押 出 成形 で き な い ポ リ ビ ニ ノレ ア ル コ ー ル系 樹脂 ( P V A ) に 対 し て ( A ) 成分 と し て の ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル系共 重合体樹脂 を 5 〜 9 5 重量% の 範囲 で 配合 す る こ と に よ り 、 得 ら れ る 組成物 が溶融押 出成形, 溶融流動 可能 と な る 。 し か も P V A の 配合比 が大 き い 範囲 に お い て 、 溶融 流動 性 に 優 れ る 原因 は定かで な い が、 P V A と ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂 と を 混合 し た と き の 相 互作用 に よ っ て 、 P V A 自 体 が溶融流動 可能 と な り 、 溶融成形 可能 に な っ た も の と 思わ れ る 。 [0093] ま た 、 本発 明 の 樹脂組成物 の 一形態 と し て 、 上記 の よ う な ボ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂 エ マ ノレ ジ ョ ン と 水 溶 液 状 態 の ボ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル と を 混合 し て 得 ら れ る ェ マ ル ジ ョ ン 樹脂組成物 が、 殊 に 、 酸素 バ リ ァ 性 と 溶融押 出 成形性 に 優 れ る 理 由 は定 か で な い が、 融着乾燥時 に ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル と ポ リ ビ ニ ル ア ル コ 一 ル系共重合体樹脂 と の 界面 の 間 て エ チ レ ン 及 び酢酸 ビ ュ ル が グ ラ フ 卜 し た ポ リ ビ 二 ル ァ ノレ コ ー ル が生成 し 、 こ れ に よ り 相 溶化 力 起 こ っ て い る も の と 推 定 し て い る 。 [0094] こ の 推定 し た エ チ レ ン 一 ^酸 ビ ニ ル グ ラ フ ト 化 ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル が存在 す れ ば、 ポ リ ビ ニ ル ァ ル コ ー ル水溶液 を 混合 し て も 酸素 バ リ ァ 性 の 低下 は起 こ ら ず 、 む し ろ 良 く な り 、 ま た 、 溶 融 成 形 性 は 実 用 範 囲 内 の 値 を 示 す も の と 思 わ れ る 。 [0095] ま た 、 ( A ) 成 分 の ポ リ ビ ニ ノレ ア ル コ ー ノレ 系 共 重 合 体 樹 脂 エ マ ル ジ ョ ン と 水 溶 液 状 態 の ポ リ ビ ュ ル ァ ノレ コ ー ル と を 混 合 し て 得 ら れ る ェ マ ル ジ ョ ン 樹 脂 組 成 物 は 、 そ の ま ま ェ マ ル ジ ヨ ン コ ー ト 用 塗 料 の ベ 一 ス と し て 使 用 で き 、 塗 布 乾燥 す れ ば透 明 な 酸 素 バ リ ァ 性 の あ る 気 密 性 フ ィ ル ム を 形 成 す る こ と が で き る の で 、 合成 樹 脂 フ ィ ル ム 、 紙 、 布 等 へ 酸 素 バ リ ア 性 を 与 え る た め の 処 理剤 と し て も 使 用 で き る 。 [0096] ま た 、 本 発 明 の 樹 脂 組 成 物 に お い て ( B ) 成 分 と し て 使 用 す る こ と の で き る ポ リ ア ミ ド 系 樹 脂 は 、 各 種 の も の 力、' あ る が 、 例 え ば ラ ク タ ム , ε — ア ミ ノ 酸 , 二塩 基 酸 と ジ ァ ミ ン と の 重 縮 合 物 で あ る ポ リ ア ミ ド 樹脂等 で あ る 。 具 体 的 に は 、 ε — 力 プ ロ ラ ク タ ム , ア ミ ノ ラ ク タ ム , ェ ナ ン ト ラ ク タ ム , 1 1 — ァ ミ ノ ゥ ン デ カ ン 酸 , 7 — ァ ミ ノ ヘ プ タ ン 酸 , 9 — ァ ミ ノ ノ ナ ン 酸 , o — ピ ロ リ ド ン , α — ビ ペ リ ド ン な ど の 重 合 体及 び へ キ サ メ チ レ ン ジ ァ ミ ン , ノ ナ メ チ レ ン ジ ァ ミ ン , ゥ ン デ カ メ チ レ ン ジ ァ ミ ン , ド デ カ メ チ レ ン ジ ァ ミ ン , メ タ キ シ リ レ ン ジ ァ ミ ン 等 の ジ ア ミ ン と テ レ フ タ ル酸 , イ ソ フ タ 一 ノレ酸 , ア ジ ピ ン 酸 , セ バ チ ン 酸 , ド デ カ ン 二 塩 基 酸 , グ ル タ ー ル 酸 等 の ジ カ ル ボ ン 酸 と の 重縮 合 体 ま た は こ れ ら の 共 重 合 体 を あ げ る こ と 力、' で き る 。 よ り 具 体 的 に は 、 ナ イ ロ ン 4 , ナ イ ロ ン 6 , ナ イ ロ ン 7 , ナ イ ロ ン 8 , ナ イ 口 ン 1 1 , ナ イ ロ ン 1 2 , ナ イ ロ ン 6 * 6 , ナ イ ロ ン 6 . 9 , ナ イ ロ ン 6 · 1 0 , ナ イ ロ ン 6 · 1 1 , ナ ィ ロ ン 6 · 1 2 , ナ イ ロ ン M X D 等 を 挙 げ る こ と 力く で き る 。 [0097] 本発明 の 樹脂組成物 に お い て 、 ( Β ) 成分 と し て ポ リ ア ミ ド 系樹脂 を 使用 す る 場合 に は、 ( A ) 成分 で あ る ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂 と ( B ) 成分で あ る ポ リ ア ミ ド 系樹脂 と の 配合割合 は 、 ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂 5 〜 9 5 重量 % 、 ポ リ ア ミ ド 系樹脂 9 5 〜 5 重量 % で あ り 、 好 ま し く は ボ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂 1 0 〜 8 5 重量%、 ポ リ ア ミ ド 系樹脂 9 0 〜 5 重量% で あ る 。 こ こ で ( A ) 成分 が 5 重量 %未満で は、 ガ ス バ リ ア 性 が十分 に 発現せ ず、 本発明 の 目 的 を 達成 で き な い 。 [0098] 上記 の よ う に ガ ス ノ リ ア 性 の 充分で な い ポ リ ア ミ ド 樹脂 に 対 し て ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹 脂 を 一定割 合以上配合す る こ と に よ り 、 得 ら れ る 組 成物 が溶融押 出成形 に 適 し た も の に な る と と も に 、 ガ ス ノ ' リ ァ 性 な ら び に 機械的強度 の す ぐ れ た も の と な る 。 こ の 原因 は定かで な い 力く、 ポ リ ア ミ ド 樹脂 と ボ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂 と を 混合 し た と き の 相 互作用 に よ っ て 、 両者 の 本来的 に 有 す る 特 性 を 損 な う こ と な く 、 欠点 を 相 互補完 し て い る も の と 推察 さ れ る 。 [0099] ま た 、 本発 明 の 樹脂組成物 に お け る ( B ) 成分 と と し て 、 ォ レ フ ィ ン 一 酢酸 ビ ュ ル共重合体鹼化物 を 使 用 す る こ と が で き る 。 こ の ォ レ フ ィ ン 一 酢酸 ビ ニ ル 共 重 合 体 鹼 化 物 と は 、 各 種 ォ レ フ ィ ン 、 例 え ば ェ チ レ ン , プ ロ ピ レ ン , ブ テ ン 一 1 等 の ォ レ フ ィ ン と 酢酸 ビ ニ ル と の 共 重 合 体 の 一 部 乃 至 全 部 の 鹼 化 物 を い い 、 例 え ば ヱ チ レ ン 一 酢 酸 ビ ュ ル共 重 合 体 の 鹼 化 物 , プ ロ ピ レ ン — 酢 酸 ビ ニ ル 共 重 合 体 の 鹼 化 物 な ど 力く あ り 、 と り わ け 重 合 の 容 易 な こ と か ら エ チ レ ン 一 酢 酸 ビ ニ ル共 重 合 体鹼 化 物 ( E V 0 H ) が 好 ま し い 。 E V O H と し て は 、 各 種 の も の が あ る 力く 、 エ チ レ ン 舍 有量 1 5 〜 6 0 モ ル % 及 び 鹼 化 度 9 0 モ ル % 以 上 の 組 成 を 有 す る も の が 好適 に 用 い ら れ る 。 エ チ レ ン 含 有 量 が 1 5 モ ル % 未満 で は 溶 融 成 形 性 が低下 し 、 ま た 酢 酸 ビ ニ ル成 分 の 鹼 化 度 が 9 0 モ ル % 未満 で は ガ ス ノ リ ア 性 が 低 下 す る 場 合 が あ る 。 特 に 好 ま し く は エ チ レ ン 含有 量 2 5 〜 5 0 モ ル % , 鹼 化 度 9 6 モ ル % 以 上 の E V O H 力く あ げ ら れ る 。 な お 、 エ チ レ ン と 酢 酸 ビ ュ ル (又 は そ れ を 鹼 化 し た ビ ュ ル ァ ノレ コ ー ノレ ) 以 外 に 、 ア ク リ ル 酸 , メ タ ク リ ル 酸 , ク ロ ト ン 酸 , マ レ イ ン 酸 な ど の 不 飽 和 酸或 は そ の ア ル キ ル ェ ス テ ル 、 さ ら に は プ ロ ピ レ ン , ブ テ ン , or — デ セ ン , 一 ォ ク タ デ セ ン な ど の or — ォ レ フ ィ ン 等 を コ モ ノ マ ー と し て 少 量 含 ん で い て も 差 し 支 え な い 。 [0100] 本 発 明 の 樹 脂 組 成 物 に お い て 、 ( B ) 成 分 と し て ォ レ フ ィ ン ー 酢 酸 ビ ニ ル 共 重 合 体 鹼 化 物 を 使 用 す る 場 合 、 ( A ) 成 分 で あ る ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル 系 共 重 合 体 樹 脂 と ( B ) 成 分 で あ る ォ レ フ ィ ン 一 酢 酸 ビ ニ ル共重合体鹼化物 と の 配合割合 は 、 ポ リ ビ ニ ル ァ ル コ ー ル系 共重合体樹脂 5 〜 9 5 重量 % 、 ォ レ フ ィ ン ー 酢酸 ビ ニ ル共重合体鹼化物 9 5 〜 5 重量 % で あ り 、 好 ま し く は ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系 共重合体樹 脂 1 0 〜 8 5 重量 % 、 ォ レ フ ィ ン — 酢酸 ビ ュ ル共重 合体鹼化物 9 0 〜 1 5 重量 % で あ る 。 こ こ で ( A ) 成分が 5 重量% 未満 で は、 ピ ン ホ ー ル , ク ラ ッ ク や 偏 肉 防止効果 が発現せ ず、 ま た 、 加熱延伸 性等 の 改 良 の 効果 も 発現せ ず、 使用 に 耐 え な い 。 [0101] 上記 の よ う に 容器等 を 成形 す る 際 に ピ ン ホ ー ル , ク ラ ッ ク , 偏肉等が発生 し や す い ォ レ フ ィ ン — 酢酸 ビ ュ ル共重合体鹼化物 に 、 ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系 共重合体樹脂 を 一定割合で 配合 す る こ と に よ り 、 得 ら れ る 組成物 は、 成形 に 際 し て ピ ン ホ ー ル , ク ラ ッ ク , 偏肉 等 を 生 じ な い も の と な る 。 そ の 上、 形成 さ れ る 容器等 は バ リ ァ 性 に す ぐ れ た も の と な る 。 [0102] こ の よ う に 従来か ら の 問題を 解決す る こ と がで き る 理 由 は 定 か で は な い が、 ォ レ フ ィ ン ー 酢酸 ビ ニ ル 共重合体鹼化物 と 混合す る ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル系 共重合体樹脂 は 、 柔軟性 に 富み 、 し か も ガ ス バ リ ア 性 に す ぐ れ、 かつ ォ レ フ ィ ン 一 酢酸 ビ ュ ル共重合体 鹼化物 と の 相 溶性 に す ぐ れ る た め 、 ォ レ フ ィ ン 一 酢 酸 ビ ニ ル共重合体鹼化物が本来備 え て い る ガ ス バ リ ァ 性 を 損 な う こ と な く 、 か つ そ の 欠点 を 改善 す る こ と 力、' で き る も の と 思わ れ る 。 [0103] 本発 明 の 組成物 の 溶融指数 ( M F R : J I S — K 6 7 5 8 に よ り 荷重 2. 1 6 kg , 温度 2 3 0 'C で 測 定 ) は 特 に 制限 さ れ る も の で は な く 、 成 形 法 に よ つ て 適宜選定 す れ ば よ い が、 押 出 成形 に あ っ て は 0. 1 〜 5 0 g / 1 0 分 の 範 囲が適 当 で あ る 。 [0104] 本発 明 の 樹脂組成物 は 、 基本的 に は上記 ( A ) 成 分及 び ( B ) 成 分 よ り な る が、 さ ら に 必要 に 応 じ て 他 の 樹脂 あ る い は 各種添加剤等 を 、 本発 明 の 目 的 を 阻害 し な い 範囲 で 適 量配合 す る こ と も で き る 。 [0105] 本発 明 の 樹脂組成物 に 対 し て は 、 一般 に 熱 可塑性 樹脂 に 慣 用 の 他 の 添加剤 を 配合 で き る 。 こ の よ う な 添加剤 の 例 と し て は 、 酸化防止剤 と し て 2 , 5 — ジ — t — ブ チ ル ノヽ イ ド ロ キ ノ ン ; 2 , 6 ジ 一 t ー ブ チ ル 一 P — ク レ ゾ 一 ル ; 4 , 4 ' — チ ォ ビ ス 一 ( 6 — t 一 ブ チ ル フ エ ノ 一 ノレ ) ; 2 , 2 — メ チ レ ン 一 ビ ス ( 4 — メ チ ノレ 一 6 — t 一 ブ チ ル フ エ ノ ー ノレ ) ; ォ ク タ デ シ ノレ 3 — ( 3 ' , 5 ' — ジ ー t 一 プ チ ル ー 1 ' ー ヒ ド ロ キ シ フ エ 二 ノレ ) プ ロ ピ ネ ー ト ; 4 , 4 ' - チ ォ ビ ス 一 ( 6 — プ チ ル フ ヱ ノ ー ル ) な ど 、 紫 外線 吸収剤 と し て ェ チ ノレ 一 2 — シ ァ ノ 一 3 , 3 — ジ フ エ ニ ル ァ ク リ レ ー ト ; 2 — ( 2 ' — ヒ ド ロ キ シ ー 5 — メ チ ノレ フ エ 二 ノレ ) ベ ン ゾ ト リ ア ゾ 一 ル ; 2 — ヒ ド ロ キ シ 一 4 ー ォ ク ト キ シ ベ ン ゾ フ エ ノ ン な ど 、 可塑剤 と し て フ タ ル 酸 ジ メ チ ル ; グ リ セ リ ン ; ジ プ ロ ピ レ ン グ リ コ 一 ル ; ト リ エ チ レ ン グ リ コ ー ル ; ジ ェ チ レ ン グ リ コ ー ノレ フ タ ル酸 ジ ェ チ ノレ ; ヮ ッ ク ス ; 流動ノ、' ラ フ ィ ン ; り ん 酸 エ ス テ ル な ど 、 帯電防 止剤 と し て ト モ ノ ス テ ア レ ー ト ; ソ ル ビ タ ン モ ノ ノ、' ル ミ テ ー ト ; 硫 酸 化 ォ レ イ ン 酸 ; ボ リ エ チ レ ン ォ キ シ ド ; カ ー ボ ワ ッ ク ス ; 滑剤 と し て エ チ レ ン ビ ス ス テ ア 口 ア ミ ド 、 プ チ ル ス テ ア レ 一 ト な ど 、 着色剤 と し て 力 一 ボ ン ブ ラ ッ ク ; フ タ ロ シ ア ニ ン ; キ チ ク リ ド ン ; イ ン ド リ ン ; ァ ゾ系顔料 ; 酸化 チ タ ン ; ベ ン ガ ラ な ど 、 充塡 剤 と し て グ ラ ス フ ァ イ ノ、' — ; ア ス ペ ス ト ; マ イ 力 ; ノ ラ ス ト ナ イ ト ; ケ ィ 酸 カ ル シ ウ ム ; ケ ィ 酸 ア ル ミ 二 ゥ ム ; 炭酸 カ ル シ ウ ム 等が あ る 。 又、 他 の 多 く の 高分子化合物 も 本発 明 の 作用 効 果が阻害 さ れ な い 程 度 に ブ レ ン ド す る こ と も で き る 。 [0106] ま た 本発 明 の 組成物 を 製造す る た め の プ レ ン ド 方 法 に 関 し て は、 特 に 制限 な い が、 ( A ) , ( B ) 成分 及 び必要 に 応 じ て 加 え る 他成分を 、 リ ボ ン プ レ ン ダ ― , 高速 ミ キ サ ー , ニ ー ダ ー , ペ レ タ イ ザ 一 , ミ キ シ ン ダ ロ ー ル な ど に 供給 し て 、 ペ レ ツ ト 化 し 乾燥 す る こ と が好 ま し い 。 ま た 、 各成分 を 直接成形機 に 供 給 し 成形加工 し て も よ い 。 [0107] ま た 、 本発 明 の 組成物 は 、 公知 の 溶融成形法 , 溶 融押 出 成形法及 び圧縮成形法 に よ り フ ィ ル ム , シ 一 ト , チ ュ ー ブ , ボ ト ル な ど に 成形 で き る 。 [0108] 本発明 は 、 さ ら に 、 上記 の よ う な ポ リ ビ 二 ノレ ア ル コ ー ル系共重合体樹脂 の 層 を 1 層 以上有 し 、 1 種以 上 の 熱可塑性樹脂 か ら な る 層 を 積層 し 、 ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂層 を ヒ ー ト シ ー ル層 と す る 多 層 積層 体 を 提供す る も の で あ る 。 こ の ヒ ー ト シ ー ル 可 能 な 多 層 積 層 体 に 使 用 す る ボ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル 系 共 重 合 体 樹脂 は 、 本 発 明 の 樹 脂組成 物 の ( A ) 成 分 と し て 説 明 し た ポ リ ビ ュ ル ァ ル コ ー ル系 共 重 合 体 樹 脂 と 同 一 で あ る 。 こ の 樹 脂 を 製造 す る た め 酢 酸 ビ ュ ル と エ チ レ ン と の 重 合 を し て い る 間 、 水 性 エ マ ル ジ ョ ン 中 に 存 在 し て い る ポ リ ビ ニ ノレ ア ノレ コ ー ノレ の 量 は 、 酢 酸 ビ ニ ノレ と ポ リ ビ ニ ノレ ア ノレ コ ー ル の 合 計 量 に 対 し て 少 な く と も 1 0 重 量 % 、 好 ま し く は 1 0 〜 6 0 重 量 % と す る 。 1 0 重量 % 未 満 で は 、 フ レ ー バ ー 成 分 の 収 着 が大 き く な る た め 、 本 究 明 の 目 的 に は 適 さ な い 。 ま た ポ リ ビ ュ ル ァ ノレ コ 一 ル系 共重 合体 樹 脂 中 の ヱ チ レ ン 含有量 は 1 〜 5 0 重 量 % で あ り 、 1 0 〜 4 5 重 量 % で ぁ る の が好 ま し い 。 エ チ レ ン 含 有 量 力 5 0 重 量 % を 超 え る と 、 ヒ 一 ト シ ー ル 性 は 良 好 と な る が 、 フ レ ー バ ー の 収 着 が 多 く な り 、 本 発 明 の 目 的 に は 適 さ な い 。 逆 に 1 重 量 % 未 満 で あ る と 、 溶 融成 形 性 が 劣 る た め 使 用 で き な い 。 さ ら に 、 酢 酸 ビ ュ ル 単 位 の 含 有 量 に つ い て は 1 〜 [0109] 8 9 重 量 % が 好 ま し い 。 1 重 量 % 未満 で あ る と 、 溶 融 成 形 性 が悪 く 、 8 9 重 量 % を 超 え る と 、 フ レ ー バ 一 の 収 着 が 多 く な る 。 [0110] ま た 、 こ の ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル 系 共 重 合 体 樹 脂 に は 、 さ ら に 1 0 重 量 % 以 内 の エ チ レ ン 性 不 飽 和 結 合 を 持 つ モ ノ マ ー を 共 重 合 す る こ と が で き る 。 こ れ ら の モ ノ マ ー の 一 例 と し て は 、 ァ ク リ ノレ酸 , メ タ ク リ ル 酸 , ク ロ ト ン 酸 , マ レ イ ン 酸 , ィ タ コ ン 酸 等 の 不飽和酸 あ る い は そ れ ら の ア ル キ ル エ ス テ ル , プ ロ ピ レ ン , ブ テ ン , デ セ ン , ォ キ タ デ セ ン 等 の 一 ォ レ フ イ ン な ど が挙 げ ら れ る 。 [0111] 一方 、 ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂層 に 積層 す る 熱可塑性樹脂 と し て は、 特 に 制限 は な く 、 前記 の 本発 明 の 樹脂組成物 を 用 い た 多 層 積層 体 に 使 用 し う る 熱可塑性樹脂 と し て 例示 し た も の を 使用 す る こ と 力 で き る 。 積層 方法 と し て は、 前記 の よ う に 、 ウ レ タ ン 系 , ア ク リ ル系等 の ド ラ イ ラ ミ ネ ー ト 接着 剤 を 用 い る 、 い わ ゆ る ド ラ イ ラ ミ ネ ー ト 成形法ゃ サ ン ド ラ ミ ネ ー シ ヨ ン 法 に よ っ て 行わ れ る か、 又 は共 押 出 ラ ミ ネ 一 シ ヨ ン 法, 共押 出法 ( フ ィ ー ド ブ ロ ッ ク , マ ル チ マ 二 ホ ー ル ド 法) , 共射出 成形法, 共押 出 バ イ プ成形法 , ボ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体 樹脂 を 溶媒 に 溶解 し 、 コ ー テ ィ ン グ す る 溶液 コ ー ト 成形法等各種 の 方法 が あ る 。 ま た 、 共押出 成形法 に お い て ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂 と ポ リ ォ レ フ ィ ン 系樹脂 ( ボ リ エ チ レ ン , ヱ チ レ ン 一 酢酸 ビ ュ ル共重合体, ア イ オ ノ マ 一 樹脂 , ボ リ エ チ レ ン 系三元共重合体 な ど ) と の 積層 体 を 製造 す る 場合 に は 、 接着剤層 な し に 積層 す る こ と がで き る が、 よ り 強固 な 層 内 接着強度 を 得 る に は 、 通常、 エ チ レ ン 一 ビ ュ ル ア ル コ ー ル樹脂 に 用 い ら れ る 酸無水物変性 ボ リ オ レ フ ィ ン 樹脂及 び変性 ポ リ オ レ フ ィ ン 樹脂 を 接 着樹脂層 と し て 用 い て も よ い 。 な お 、 接着樹脂層 と し て は 、 ウ レ タ ン 系 , ア ク リ ル系 , ポ リ エ ス テ ル系 等 の い わ ゆ る ド ラ イ ラ ミ ネ 一 ト 接 着 剤及 び 共 押 出 成 形 法 に お い て 公 知 の 接 着 性 樹 脂 を 利 用 で き る 。 例 え ば 、 こ の よ う な 接 着 樹脂 層 と し て は 、 ポ リ オ レ フ ィ ン 樹脂 に 不飽 和 カ ル ボ ン 酸 , 酸 無 水 物 ま た は エ ス テ ル 単 量体 を グ ラ フ ト ま た は 共 重 合 し た 樹脂 が あ る 。 こ の 際 の グ ラ フ ト 方 法 に は 、 ポ リ オ レ フ イ ン 樹 脂 を 有 機過 酸化 物 と 上 記 成 分 を 溶 融 グ ラ フ ト 変 性 す る 方 法 、 あ る い は 熱 キ シ レ ン に ポ リ オ レ フ ィ ン 樹 脂 を 溶 解 し 有 機過 酸 化 物 で 上 記 成 分 を グ ラ フ ト す る 方 法 等 が あ る 。 不 飽 和 カ ル ボ ン 酸 , 酸 無 水 物 , エ ス テ ル 単 量 体 と し て は 、 メ タ ク リ ル 酸 , ア ク リ ル 酸 , ェ タ ク リ ル 酸 , メ タ ク リ ル 酸 グ リ シ ジ ル , ア ク リ ル 酸 2 — ヒ ド ロ キ シ ェ チ ノレ , メ タ ク リ ノレ 酸 2 — ヒ ド ロ キ シ ェ チ ノレ , マ レ イ ン 酸 ジ ェ チ ル , マ レ イ ン 酸 モ ノ エ チ ル , マ レ イ ン 酸 ジ 一 n — ブ チ ル , マ レ イ ン 酸 , マ レ イ ン 酸無 水 物 , フ マ ル 酸 , フ マ ル酸 無 水 物 , ィ タ コ ン 酸 , ィ タ コ ン 酸 無 水 物 , 5 — ノ ル ボ ル ネ ン 一 2 , 3 — 無 水 物 , シ ト ラ コ ン 酸 , シ ト ラ コ ン 酸 無水 物 ク ロ ト ン 酸 , ク ロ ト ン 酸無 水 物 , ア ク リ ロ ニ ト リ ル , メ タ ク リ ロ 二 ト リ ル , ア ク リ ル 酸 ナ ト リ ウ ム , ア ク リ ル 酸 カ ノレ シ ゥ ム , ァ ク リ ル酸 マ グ ネ シ ウ ム 等 力、' あ げ ら れ る 。 こ れ ら グ ラ フ ト 重 合 体 に つ い て は 米 国 特 許 [0112] 4 0 2 6 9 6 7 号 明 細 書及 び 米 国 特 許 3 9 δ 3 6 δ 5 号 明 細 書 , 特 開 昭 5 1 - 9 8 7 8 4 号 公 報 , 特 公 昭 4 4 一 1 5 4 2 3 号 公 報 , 特 公 昭 4 9 — 4 8 2 2 号 公 報 等 に 詳 細 に 記 載 さ れ て い る 。 ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂層 を ヒ 一 ト シ ー ル層 と す る 多 層 積層 体 の 層 構成 の 例 と し て は、 ボ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂層 を (a)層 、 接 着樹脂層 を (b)層 , そ の 他 の 熱可塑性樹脂層 を (c)で 表 す と 、 (a)層 ノ(c)層 , (a)層 ノ (c)層 / (b)層 / (c)層 , (a)層 ノ(b)層 (c)層 (c)層 , (a)層 / (b)層 / (c)層 , (a)層 / (b) 層 ノ金属箔ノ(c)層 な ど が'挙 げ ら れ る 。 こ こ で 要求 さ れ る 物性 に よ つ て 使用 す る 樹脂 の 組合せ を 適宜選定 す る こ と が で き る 。 ポ リ オ レ フ イ ン 系樹脂 あ る い は そ の 変性物 を P 0 , ポ リ ス チ レ ン 樹脂 を P S , ポ リ エ チ レ ン テ レ フ タ レ ー ト 樹脂 を P E T , 二軸延伸 ポ リ プ ロ ピ レ ン を 0 P P , ポ リ 塩化 ビ ニ ル を P V C , ポ リ カ ー ボ ネ ー ト 樹脂 を P C , ポ リ ア ミ ド 樹脂 を N Y で 表 し て 層 構成 を さ ら に 具体的 に 挙 げ る と 、 (a)層 ノ P O 層 / (b)層 Z P E T 層 , (a)層 / P O 層 / (b)層 / N Y 層 , (a)層 Z P O 層 Z (b)層 Z P S 層 , (a)層 / P O 層 (b)層 / P V C 層 , (a)層 Z P O 層 (b)層 ノ P C 層 , (a)層 ノ P 0 層 ノ(b)層 / 0 P P 層, )層 / (b)層 / P E T 層 , (a)層 ノ(b)層 N Y 層, (a)層 ノ(b)層 ノ P S 層 , (a)層 Z (b)層 / P V C 層 , (a)層 ノ(b)層 ノ P C 層 , (a)層 ノ(b)層 ノ 0 P P 層 , (a)層 ノ(b)層 / N Y 層 / (b)層 / P E T 層 , (a)層 / (b)層 / N Y 層 / (b)層 ノ P C 層 , (a)層 ノ(b)層 ノ P E T 層 / P 0 層 , (a)層 (b)層 N Y 層 / P 0 層 , (a)層 (b)層 ノ P S 層 / N Y 層 , (a)層 Z (b)層 / P V C 層 ノ P O 層 , )層 ノ(b)層 ノ P C 層 Z P O 層 な ど で あ る 。 ま た 、 ガ ス ノ リ ァ 材 で あ る エ チ レ ン ー ビ ニ ノレ ア ル コ ー ル共重合体 , ポ リ 塩化 ビ ニ リ デ ン 共重合体 , ァ ク リ ロ ニ ト リ ル共重合体 , ア ル ミ 箔 な ど の 金属箔等 を 中 間層 と し て 積層 し て も よ い 。 [0113] こ れ ら 多 層 積層 体 の 層 構成 に お い て は 、 )層 を 最 外層 と し 、 し か も 物品 を 包装す る と き 、 ヒ ー ト シ 一 ル層 、 す な わ ち 、 包装体 の 最 内 層 と し て 用 い る こ と が必須条件 と な る が、 他 に は 制限 は な い 。 [0114] こ の よ う な 層 構成 に よ っ て フ レ ー バ ー バ リ ア 性 , ヒ ー ト シ ー ル性 な ど に 優 れ た 多 層 積層 体 を 得 る こ と が で き る 。 そ の 理 由 に つ い て は 、 ま だ、 確実 に は解 明 さ れて は い な い が、 一般 に 、 ポ リ ビ ニ ノレ ア ル コ ー ル系共重合体樹脂 の よ う に 水酸基 を 舍む樹脂 の ガ ス ノ リ ア 性 は 、 ガ ス 分子 の こ れ ら 樹脂 中 に お け る 拡散 速度 に 依存 し て お り 、 吸湿 に よ り 樹脂 が水 を 舍 む こ と に よ り 、 高分子鎖間 の 拘 束力 が弱 ま り 、 高分子鎖 間 の 運動性 が増す と 共 に ガ ス 分子 の 拡散速度 も 速 く な る と い わ れ て い る 。 と こ ろ が、 フ レ ー バ ー 収 着 に 関 し て は ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂 と フ レ ー バ ー 成 分分子 と の 相 溶性 が大 き く 寄与 し て お り 、 通常我 々 が香 り と し て 感 じ る こ と の で き る フ レ ー ノ 一 成分分子 の 範 囲 内 で は 、 大 き な 収着性 を 示 す 分 子 が存在 し な い こ と に よ る と 考 え ら れ る 。 こ こ で 、 収 着 と は 、 低分子有機物 が ポ リ マ ー な ど の 固体 中 へ 溶 解 · 拡散 す る 現象 を い う 。 一方 、 ヒ ー ト シ ー ル性 に 関 し て は 、 エ チ レ ン 一 ビ ニ ル ア ル コ ー ル共重合体 の よ う な 共重合体 の 側鎖 は水酸基 の み で あ り 、 し か も 隣接 の 水酸基同 士で 水素結合 を 取 り 、 し か も 大部分 が水酸基、 す な わ ち 、 ビ ュ ル ア ル コ ー ル成分 と な る の で 、 脆 く 、 溶融 し に く い た め に ヒ ー ト シ ー ル性が 劣 る の で あ る 。 一方、 本発 明 で 用 い る ポ リ ビ ュ ルァ ル コ ー ル系共重合体樹脂 は 、 ボ リ ビ ュ ル ア ル コ 一 ル に エ チ レ ン 一 酢酸 ビ ュ ル共重合体が グ ラ フ ト し て い る と 期待 さ れ る た め 、 ヒ ー ト シ ー ル時 に 溶融 し や す く 、 ヒ ー ト シ ー ル部分が強固 に 接着す る も の と 思わ れ る 。 [0115] 上記 の ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂層 を ヒ ー ト シ ー ル層 と す る 多層 積層 体 は、 上記 の よ う に フ レ ー ノ ー ノ リ ァ 性 に 優 れ て い る た め 、 ジ ュ ー ス , コ ー ヒ ー な ど の 飲料、 カ レ 一 , ス ー プ な ど の レ ト ル ト 食品 な ど の 各種 の 食品用 包装材 に 好適 で あ る 。 一般 に 、 食品 の 包装 に は、 ヒ ー ト シ ー ル層 と し て ポ リ オ レ フ イ ン 系樹脂が従来用 い ら れて き た が、 内 容物 の フ レ ー バ ー成分が内容物 と 接す る 部分を 構成 す る ポ リ オ レ フ イ ン 樹脂 中 へ溶解 · 拡散 し 、 こ の 収 着現象 に よ り 、 と き に は 内容物か ら 香 り が失わ れて し ま う こ と さ え あ る 。 [0116] し 力、 し 、 本発明 者 ら の 研究 の 結果、 ポ リ オ レ フ ィ ン 系熱可塑性樹脂層 を 、 ポ リ ピ ニ ル ア ル コ ー ル系共 重合体樹脂層 に 隙接 し て 2 〜 3 0 / m の 厚 さ で 積層 す れ ば、 ポ リ オ レ フ イ ン 系熱可塑性樹脂層 を ヒ ー ト シ ー ル層 と し て 用 い て も 、 フ レ ー ノ ー ノ リ ア 性 , ヒ 一 ト シ ー ル 性 及 び 機 械的 強度 に 優 れ た 多 層 積 層 体 が 得 ら れ る こ と が 分 力、 つ た 。 [0117] す な わ ち 、 本 発 明 は 、 さ ら に 、 上 記 の よ う な ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル 系 共 重 合 体 樹 脂 か ら な る 層 を 少 な く と も 1 層 以 上 有 し 、 該 樹脂 層 に 隣 接 し て 厚 み 2 〜 3 0 m の ポ リ オ レ フ ィ ン 系 熱 可塑 性 樹 脂 層 又 は 接 着層 と ポ リ オ レ フ ィ ン 系 熱 可 塑 性樹 脂 層 を 積層 し 、 該 ポ リ オ レ フ ィ ン 系 熱 可 塑 性 樹 脂 層 を ヒ ー ト シ ー ル 層 と す る 多 層 積 層 体 を 提 供 す る 。 [0118] ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル 系 共 重合体 樹脂 層 に 積 層 す る ヒ ー ト シ ー ル 層 の ポ リ オ レ フ ィ ン 系 熱 可 塑性 樹脂 と し て は 、 ボ リ エ チ レ ン 樹 脂 , ボ リ プ ロ ピ レ ン 樹 脂 , ボ リ ブ テ ン 樹 脂 , 4 — メ チ ル ペ ン テ ン 一 1 樹 脂 , E V A , エ チ レ ン と 炭 素 数 が 3 〜 1 2 の α — ォ レ フ ィ ン と の 共 重 合体 樹脂 等 の ポ リ オ レ フ ィ ン 系 樹 脂 あ る い は そ の 変 性 物 , あ る い は こ れ ら の ブ レ ン ド 物 な ど が 挙 げ ら れ る 。 [0119] エ チ レ ン と 炭 素 数 力 3 〜 1 2 の α — ォ レ フ ィ ン と の 共 重 合 体 樹 脂 の 一例 と し て は 、 エ チ レ ン ー ブ テ ン ― 1 一 共重 合 体 , エ チ レ ン 一 4 — メ チ ル ペ ン テ ン 一 1 一 共 重 合体 , エ チ レ ン 一 へ キ セ ン 一 1 共 重 合 体等 力く挙 げ ら れ る 。 ま た 、 エ チ レ ン 一 プ ロ ピ レ ン ゴ ム な ど を ブ レ ン ド し た 変 性 ポ リ プ ロ ピ レ ン , 変 性 ポ リ ブ テ ン , 変性 ポ リ 一 4 ー メ チ ル ペ ン テ ン 一 1 あ る い は 上 述 の ポ リ ォ レ フ ィ ン 系 ポ リ マ ー に 不飽 和 カ ル ボ ン 酸又 は そ の 無 水 物 を 有 機 過 酸 化 物 の 存 在 の 下 に グ ラ フ ト し た も の 、 あ る い は 他 の モ ノ マ 一 ( 例 え ば メ チ ル メ タ ク リ レ ー ト , ェ チ ル ア タ リ レ ー ト 等 ) と 共 に 共重合 し た も の も 、 本発明 に 用 い る ポ リ オ レ フ イ ン 系樹脂 に 含 ま れ る 。 [0120] 本発明 に よ り 、 こ の よ う な ポ リ オ レ フ イ ン 系熱可 塑性樹脂層 を 2 〜 3 0 m の 厚 さ で ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂層 に 積層 す る と 、 ポ リ オ レ フ ィ ン 系熱可塑性樹脂層 を ヒ ー ト シ ー ル層 と し て 用 い た と き に 、 耐 内 容物性, フ レ ー ノ 一 ノ リ ア 性 , ヒ ー ト シ ー ル性, 機械的強度 な ど諸性能 に お い て 優れ た 多層 積層 体 が得 ら れ る 。 [0121] 本発 明 の 多 層 積層 体 に お い て 、 ヒ ー ト シ ー ル層 と し て 用 い る ポ リ オ レ フ ィ ン 系熱可塑性樹脂層 と 接着 層 の 合計 の 厚 さ が 2 m 未満 の も の は、 成形が困難 で あ り 、 ま た 、 3 0 〃 m を 越 え る と 、 フ レ ー バ ー成 分 の 収着量 が大 き く な り 、 好 ま し く な い 。 好 ま し く は 、 ポ リ オ レ フ イ ン 系熱可塑性樹脂層 又 は該樹脂層 と 接着層 と の 合計 の 厚 さ 力、' 5 !!! 〜 2 0 m の 範囲 に な る よ う に 積層 す る と 良 い 。 [0122] 一方、 ボ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂層 の 厚 さ に つ い て は、 特 に 制限 は な く 、 経済性 な ど を 考 慮 し て 5 0 m 以下 に す る の が好 ま し い 。 [0123] こ の 多 層 積層 体 を 製造方法 は 、 前記 の ボ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂層 を ヒ ー ト シ ー ル層 と す る 多 層 積層 体 の 製造 に 関 し て 説 明 し た 方法 と 同様で あ る 力く、 ド ラ イ ラ ミ ネ ー シ ョ ン 法 に お い て は 、 ボ リ ォ レ フ ィ ン 系熱 可塑性樹脂 フ ィ ル ム の 厚 み が あ ま り 薄 い と 、 ド ラ イ ラ ミ ネ 一 シ ョ ン 中 に フ ィ ル ム の 破断 ゃ シ ヮ 発生 の 原因 と な る た め 、 好 ま し く は厚み 1 0 μ m 以上 と す る 。 [0124] ま た 、 共押出 成形法 に お い て ボ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂 に ポ リ オ レ フ ィ ン 系樹脂 を 積層 す る 場合 に は、 接 着層 な し に 積層 す る こ と がで き る が、 よ り 強固 な 層 内接着強度 を 得 る に は 、 通常、 ェ チ レ ン 一 ビ ュ ル ア ル コ ー ノレ樹脂等 の 接着 に 用 い ら れ る 不 飽和 カ ル ボ ン 酸又 は そ れ ら の 酸無水物変性 ボ リ ォ レ フ ィ ン 樹脂や ウ レ タ ン 系 , ア ク リ ル系 , ポ リ エ ス テ ル系等 の ド ラ イ ラ ミ ネ ー シ ョ ン 用 接着剤 を 接着樹脂 層 と し て 用 い て も よ い 。 な お、 接着樹脂層 を 用 い る 場合 に は 、 ポ リ オ レ フ イ ン 系熱可塑性樹脂層 と 接着 樹脂層 の 合計 の 厚 さ を 2 〜 3 0 m の 範 囲 内 と す る こ と が必要で あ る 。 [0125] 本発 明 に よ る ポ リ オ レ フ ィ ン 系熱可塑性樹脂層 を ヒ ー ト シ ー ル層 と す る 多 層 積層 体 の 例 と し て は、 ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル系 共重合体層 を (a)層 、 接着樹脂 層 を (b)層 , ポ リ オ レ フ イ ン 系 熱 可塑性樹脂層 を (d)層 , そ の 他 の 熱可塑性樹脂層 を (e)層 で 表 す と 、 (d)層 ノ(a) 層 , (d)層 ノ(b)層 ノ(a)層 , (d)層 ノ(a)層 ノ(b)層 ノ (e)層 , (d)層 / (a)層 /金属箔ノ (e)層 , (d)層 / (b)層 / (a)層 /金 属箔 Z (e)層 な ど を 挙 げ る こ と がで き る 。 [0126] ま た 、 ガ ス ノ リ ア 材 で あ る エ チ レ ン 一 ビ ュ ル ア ル コ ー ル共重合体 , ボ リ 塩化 ビ ニ リ デ ン 共重合体 , ァ ク リ ロ ニ ト リ ル共重合体, ア ル ミ 箔 な ど の 金属箔等 を 中間層 と し て 積層 し て も よ い 。 [0127] 本発明 の 多層 積層 体 に 用 い る ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂 は、 前記 の よ う に フ レ ー バ ー バ リ ァ 性及び ヒ 一 ト シ ー ル性 に優れ る た め 、 ポ リ ォ レ フ ィ ン 系樹脂層 を そ の フ レ ー バ ー収着現象を 無視 し う る 程薄 く し 、 激 し い ヒ ー ト シ ー ル条件 に さ ら さ れて こ の ポ リ オ レ フ イ ン 系樹脂層 の 部分が流動 し 、 そ の 層 が欠如 し て も 、 隣接す る 層 で あ る ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂層 自 身 の ヒ ー ト シ ー ル性能 に よ り ヒ ー ト シ ー ル部分が強固 に 接着す る も の と 思わ れ る 。 [0128] 次 に 、 本発明 を 実施例 に 基づ い て 更 に 詳 し く 説 明 す る 。 [0129] ボ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系 共重合体樹脂 の 製诰例 [0130] 内容量 3 0 £ の ォ 一 ト ク レ ー ブ を 使用 し 、 重合度 5 0 0 , 鹼化度 8 8 モ ル % の 部分鹼化 ポ リ ビ ュ ル ァ ノレ コ ー ル樹脂で あ る ク ラ レ ㈱製, P V A 2 0 5 (商 品名) を 用 い 、 触媒で あ る 過硫酸 ア ン モ ニ ゥ ム 及び メ タ 重亜硫酸 ナ ト リ ゥ ム を 追添 し な 力く ら 、 P V A と 酢酸 ビ ュ ル の 濃度比が、 各 々 5 / 9 5 , 1 0 / 9 0 , 2 5 / 7 5 , 5 0 / 5 0 ( 重量比 ) と な る よ う に 比 率 を 変え て 仕込み 、 次 に エ チ レ ン ガ ス の 圧力 を 変更 し て エ マ ル ジ ョ ン 重合を 行 い 、 ポ リ ビ ニ ル ア ル コ 一 ル系共重合体樹脂 ( ェ マ ル ジ ョ ン ) を 得 た 。 重合 し た ェ マ ル ジ ョ ン の 固形分濃度 は 、 約 2 0 〜 6 0 重量 % で あ っ た 。 こ の エ マ ル ジ ョ ン を 一 2 0 ΐ で 2 0 時 間放 置 し て 凍 結 圻 出 し ボ リ マ ー ( ポ リ ビ ュ ル ア ル コ — ル 系 共 重 合 体 樹脂 ) を 得 た 。 [0131] 次 に 、 得 ら れ た ボ リ マ ー を 、 凍 結 粉 砕 , 凍 結 乾 燥 後 、 温 度 8 0 て で 真 空乾 燥 し た 。 尚 、 ボ リ マ ー の ェ チ レ ン 成 分 の 割 合 は ア ル 力 リ 鹼 化 法 に よ っ て 求 め た こ の よ う に し て 得 ら れ た ポ リ ビ ュ ル ア ル コ 一 ノレ系 共 重合 体 樹 脂 の ェ チ レ ン 含 有 量 を 第 1 表 に 示 す 。 第 1 表 樹 脂 P V A Z酢 酸 ビ - ル エ チ レ ン 含 有 量 (w t ) [0132] I 5 / 9 5 1 7 [0133] Π 1 0 / 9 0 1 7 [0134] 1 2 5 / 7 5 1 7 [0135] IV 2 5 / 7 5 0 [0136] V 2 5 / 7 5 5 2 [0137] VI 5 0 / 5 0 1 7 ! [0138] W 5 0 / 5 0 1 5 ! [0139] VI 5 / 9 5 1 5 [0140] κ 2 5 / 7 5 3 [0141] 8 [0142] 実施 例 1 〜 1 5 及 び 比 較 例 :! 〜 1 4 [0143] ( ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系 共 重 合 体 樹 脂 と ポ リ ビ 二 ル ア ル コ ー ル 系 樹 脂 と の 組 成 物 の 調 製 ) [0144] 東洋 精機製 作 所 ㈱製 ラ ボ プ ラ ス ト ミ ル M E 型 を 使 用 し 、 温 度 2 2 0 て で 上 記 製 造 例 で 得 ら れ た ボ リ ビ ニ ル ア ル コ 一ル系共重合体樹脂 と ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系樹脂 を 混 合 し 、 第 2 表及び第 3 表 に 示す樹脂 組成物 を 得 た 。 [0145] 上記 の 如 く 製造 し た 樹脂組成物 を 、 タ カ ラ エ業製 メ ル ト イ ン デ ク サ一を 使用 し 、 J I S - K 6 7 5 8 に 従 っ て 、 温度 2 3 O 'C で M F R の 測定を行 な っ た 。 こ れ ら の 結果を 第 2 , 3 表 に 併せ て 示 し た 。 上記樹 脂組成物を 温度 2 3 0 て で プ レ ス 成形 し て 、 厚み 1 0 0 m の フ ィ ル ム を 作成 す る 一方、 押岀 成形性 を M F R で 評価 し た 。 ま た 、 こ の フ ィ ル ム に つ い て モ ダ ン コ ン ト ロ ー ル社製 の OXTRAN- 10/50 A を 使用 し て酸素透過量を 、 A S T M — D 6 3 8 に 従 っ て 引 張 弾性率を そ れぞ れ測定 し た 。 こ れ ら の 結果を 第 2 表 及び第 3 表 に 示す。 [0146] ボリビ ft ボ, )ビ二 >l7ftn 酸素透過量 O 0 °し PI *rt- * 引張弾性 [0147] 3 樹脂 系共重合体樹脂 (cc/nf - 65day · a tm) [0148] No. M I4 R 1 0 mm 配合比 描賴 配合比 23'C ,65RH% 23'C ,90RH% 2 [0149] ( g/10分) ( Kg / ciil ) 比較例 1 ( 、a")メ 0 u 1 0 0 89.0 1 0 6 1. ϋ 0. 1 8 fch m 2 (b c r [0150] W) 0 U 1 0 u 85.2 1 0 2 U. / 0. 2 2 比較例 3 r [0151] ,/'J (a) 0 U IV 0 0 成膜できず » tit -r fetj [0152] 成膜できず 押出个能 成膜でき [0153] J J:*ヒし較例 ι/'J 4 (b) リ IV 0 F n 成膜できず ίΠ til ^43 [0154] 成膜できず 押出不能 成膜でき 比較例 5 (a) 5 0 V 5 0 2 2 2 3 0 2 L. 4 1. 7 0 実施例 1 (a) 5 0 u 5 0 0.5 2 2. 1 3 O [0155] 0. 8 5 実施例 2 fb) 5 0 π 5 0 0.5 6 2. 3 2 0 r [0156] 0. 0 0. 9 3 実施例 3 (c) 5 0 VI 5 0 0.3 8 1. 5 8 c 1 1 [0157] · 丄 c c; 実施例 4 (a) 5 0 I 5 0 0.4 6 1. 9 7 3. 8 1. 2 1 実施例 5 (a) 5 0 VI 5 0 0.3 2 1. 3 7 1. 9 1. 5 0 実施例 6 (a) 1 7 VI 8 3 0. 9 6 4. 1 2. 6 1. 1 比較例 6 (a) 4 VI 9 5 1.9 16. 3 4.6 0. 7 5 比較例 7 (a) 2 VI 9 8 2.6 21. 3 5. 1 0. 6 8 実施例 7 (a) 1 7 I 8 3 1. 1 5 4. 7 2 3. 6 1. 0 施例 8 (a) 6 0 VI 4 0 0.2 4 0. 8 9 1. 5 1. 7 4 ポリ ビュルアルコ ル系樹脂 (a) 重合度 3 0 0 , 弒化度 8 8 モル% [0158] ボリ ビュルアルコ ル系樹脂 (b) 重合度 1 7 0 0 , 鹼化度 8 8 モル% [0159] ポリ ビ二ルア ブレコ ル系樹脂 (c) 重合度 2 4 0 0 , 鹼化度 98, 5 モル% [0160] 第 3 表 [0161] [0162] ポ リ ビュルアルコ ール系樹脂 (a) : 重合度 3 0 0 , 鹼化度 8 8 モル% ポ リ ビュルアルコ一ル系樹脂 (d) : 重合度 5 0 0 , 鹼化度 9 9. 3 モル% ポ リ ビュルアルコ ール系樹脂 (e) : 重合度 2 4 0 0 , 鹼化度 8 8 . 5 モル% [0163] 実施例 1 6 〜 1 8 [0164] ( ポ リ ビ ニ ル ァ ノレ コ ー ル系 共重合体 エ マ ノレ ジ ョ ン の 調製 ) [0165] 攪拌機 , 数個 の 供給 口 , 冷却及び 加熱装置 , 圧力 計及び温度計を 装備 し た 3 0 £ の ォ ー ト ク レ ー ブ に 重合度 3 0 0 , 鹼化度 8 8 モ ル % の 部分鹼化 ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル で あ る 日 本合成化学社製 G L — 0 3 [0166] ( 商品名 ) 7 0 0 g 及 び重合度 5 0 0 , 鹼化度 8 8 モ ノレ % の 部分鹼化 ポ リ ビ ニ ノレ ア ル コ ー ル で あ る 日 本 合成化学社製 G L — 0 5 (商品名) 7 0 0 g を 、 水 [0167] 5, 6 0 0 g に 溶解 し た ポ リ ビ ニ ノレ ア ル コ ー ル水溶 液 7, 0 0 0 g と 酢酸 ナ ト リ ウ ム 2 0 g を 溶解 し た 水溶液 4 0 0 g を 仕込み、 更 に 酔酸 ビ ュ ル 8 , 6 0 0 g を 仕込 み 、 S kg Z ai圧 の エ チ レ ン を か け て 常 圧 に 戻す操作 を 2 面繰返 し 、 ヱ チ レ ン 置換 を し た 。 次 に 、 エ チ レ ン圧 を 5 O kg / c に 保持 し 、 触媒 で あ る 過石 j 酸 ア ン モ ニ ゥ ム の 2 %水溶液 2 , 0 0 0 g 及 び メ タ 亜硫酸 ナ ト リ ウ ム の 5 %水溶液 2 , 0 0 0 g を 5 時 間か け て 均一 に 添加 し て 反応 を 行 な っ た 。 こ の 間、 反応温度 を 6 0 ·(: に 保 っ て 重合 さ せ た 。 そ の 後、 さ ら に 2 時間 8 0 て に 保 っ て 熟成 を 行 な っ た 。 [0168] そ の 結果固形分濃度 5 4.7 8 % , 粘度 8 , 0 0 0 cps の ポ リ ビ ニ ル ア ル コ 一 ノレ 一 !^酸 ビ ュ ル 一 エ チ レ ン 共 重合体 ェ マ ル ジ ヨ ン を 得 た 。 [0169] ( ボ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル水溶液 の 調製 ) [0170] ボ リ ビ ニ ノレ ア ノレ コ ー ル G L — 0 3 を 7 0 て の 水 に 加熱溶解 し 、 2 3 ΐ に お い て 2 , 7 0 0 cpsの 3 0 重 量 % の 水溶液 を 得、 こ れを 必要量混合 し た 。 [0171] ( ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体 ェ マ ル ジ ョ ン と ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル水溶液 の 混合 ) [0172] 先 に 調製 し た ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体 ェ マ ル ジ ョ ン と ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル水溶液 を 、 比率 を 変え て 混合 し 、 こ の 混合 ェ マ ル ジ ヨ ン を 一 2 0 。C で 2 0 時間放置 し 、 凍結析 出 し た 樹脂 を 次 に 凍結粉 砕 , 凍結乾燥後、 8 O 'C で 2 4 時間真空乾燥 し 、 第 表 に 示す樹脂 を 得た 。 [0173] 実施例 1 9 [0174] 実施例 1 6 〜 1 8 で 得 た ボ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系 共重合体 ェ マ ル ジ ヨ ン に 重合度 1 , 7 0 0 , 鹼化度 9 8. 5 モ ノレ % の ポ リ ビ ニ クレ ア ル コ ー ル で あ る ク ラ レ 铢製 P V A 1 1 7 ( 商品名 ) の 水溶液 を 実施例 1 Ί と 同 様 に ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル基 の 総和が ポ リ ビ 二 ル ア ル コ ー ル基 と 酢酸 ビ ュ ル の 合計量 に 対 し て 5 0 重量 % に な る よ う に 加 え て 実施例 1 6 と 同 様 に混合 し て 樹脂組成物 を 得 た 。 [0175] 実施例 2 0 [0176] 実施例 1 6 に 使用 し た 3 0 £ の ォ 一 ド ク レ ー ブ に 重合度 1 , 4 0 0 , 驗化度 8 8 モ ル % の 部分鹼化 ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル で あ る 日 本合成化学社製 G M — 1 4 L ( 商品名 ) 1 , 4 0 0 g を 水 6, 1 0 0 g に 溶 解 し た 水溶液 7, 5 0 0 g と 酢酸 ナ ト リ ウ ム 2 0 g を 仕込み 、 実施例 1 6 と 同様 に 5 kg of 圧 の ヱ チ レ ン を か け た の ち 、 常圧 と す る 操作 を 2 回 繰 り 返 し て エ チ レ ン 置換 を し た 。 さ ら に 、 エ チ レ ン 圧 を 5 0 kg / df に 保持 し て 反応 を 行 い 、 次 に 酢酸 ビ ニ ル [0177] 8, 6 0 0 g と 触媒 で あ る 過硫酸 ア ン モ ニ ゥ ム の 2 % 水溶液 1 , 5 0 0 g 及 び メ タ 亜硫酸 ナ ト リ ウ ム の 5 %水溶液 1 , 5 0 0 g を 5 時間か け て'均一 に 添加 し た 。 こ の 間、 反応温度を 7 0 て に 保 っ て 重合 さ せ た 。 そ の 後、 さ ら に 2 時間 8 0 'C に 保 っ て 熟成 を 行 な つ た 。 [0178] そ の 結果固形分濃度 4 4. 9 3 % , 粘度 2 8, 0 0 0 c p sの ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル 一 酢酸 ビ ニ ノレ ー エ チ レ ン共重合体 ヱ マ ル ジ ョ ン を 得 た 。 [0179] こ の ェ マ ル ジ ョ ン と 実施例 1 6 〜 1 8 で 用 い た ボ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル水溶液 を 実施例 1 7 と 同 様 の 方 法 で 混合処理 し て 樹脂組成物 を 得 た 。 [0180] 酸素透過量及 び溶融押 出成形法 M F R の 測定結果 を 第 5 表 に 示 す 。 [0181] 実施例 2 1 [0182] 実施例 1 6 〜 1 8 に お い て 、 ボ リ ビ ニ ノレ ア ル コ 一 ル を G L — 0 3 と G L — 0 5 の 混合物 か ら G L — 0 5 の み と し 、 そ の 量 を 1 , 0 0 0 g に 、 酢酸 ビ ニ ル の 量 を 9, 0 0 0 g に 変 え た 以外 は 、 実施例 1 6 と 同 様 に 行 な っ た 。 [0183] そ の 結果固形分濃度 5 4. 8 2 % , 粘度 8 , 5 0 0 c p s の ボ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系 共重合体 ェ マ ル ジ ョ ン を 得 た 。 こ の エ マ ル ジ ョ ン と 実施例 1 6 〜 1 8 で 用 い た ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル水溶液 を 、 ポ リ ビ ニ ル ア ル コ 一 ル基 の 総和力 ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル基 と 酢酸 ビ ニ ル の 合計量 に 対 し て 1 5 重量 % に な る よ う に 混合処理 し 、 樹脂組成物 を 得 た 。 [0184] 酸素透過量及び溶融押 出 成形法 M F R の 測定結果 を 第 5 表 に 示す。 [0185] 実施例 2 2 [0186] 実施例 1 6 に 使用 し た 3 0 £ の オ ー ト ク レ ー プ に 2 8 0 g の ポ リ ビ ュ ル ア ル コ 一 ノレ G L — 0 3 と 2 8 0 g の G L — 0 5 を 5, 0 4 0 g の 水 に 溶解 し た 水溶 液 5, 6 0 0 g と 酢酸 ナ ト リ ウ ム 2 0 g を 溶解 し た 水溶液 6, 9 6 0 g を 仕込み 、 実施例 1 6 と 同 様 に 5 kgノ ci圧 の エ チ レ ン を か け た の ち 、 常圧 に戻す操 作 を 2 回繰 り 返 し て エ チ レ ン 置換を し た 。 さ ら に、 ェ チ レ ン 圧 を 5 0 kgノ cm2 に 保持 し て 反応を 行 な っ た 。 次 に 、 酢酸 ビ ニ ル 3, 4 4 0 g と 触媒で あ る 過硫酸 ア ン モ ニ ゥ ム の 2 %水溶液 2, 0 0 0 g 及 び メ タ 亜 硫酸 ナ ト リ ウ ム の 5 %水溶液 2, 0 0 0 g を 5 時間 か け て 均一 に 添加 し た 。 こ の 間、 反応温度を 6 0 て に 保 っ て 重合 さ せ た 。 そ の 後、 さ ら に 2 時間 8 0 'C に 保 っ て 熟成を 行 な っ た 。 [0187] そ の 結果、 固形分濃度 2 4. 0 7 % , 粘度 2 0 0 cps の ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー クレ ー 酢酸 ビ ュ ル 一 エ チ レ ン 共 重合体 ェ マ ル ジ ョ ン を 得 た 。 [0188] こ の エ マ ル ジ ョ ン に 実施例 1 6 で 用 い た ポ リ ビ 二 ル ア ル コ ー ル水溶液 を 、 実施例 1 7 と 同 様 に ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル基 の 総和 が ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル基 と 酢酸 ビ ュ ル の 合計量 に 対 し て 5 0 重量 % に な る よ う に 加 え て 混合 し 、 そ の 他 は 実施例 1 7 と 同 様 に し て 樹脂組成物 を 得、 同様 の 測定 を 行 い 、 結果 を 第 5 表 に 示 す 。 [0189] 比較例 1 5 [0190] 実施例 1 6 に 使用 し た 3 0 の オ ー ト ク レ ー プ に δ 0 0 g の ポ リ ビ ニ ノレ ア ル コ ー ル G L — 0 5 を 溶解 し た 水溶液 5, 0 0 0 g と 酢酸 ナ ト リ ウ ム 2 0 g を 溶解 し た 水溶液 1 , 5 0 0 g を 仕込み、 実施例 1 6 と 同様 に エ チ レ ン 置換 を し た 。 さ ら に 、 エ チ レ ン 圧 を 5 O kg / oi に 保持 し て 反応 を 行 な っ た 。 次 に 、 酢 酸 ビ ュ ル 9, 5 0 0 g と 触媒 で あ る 過硫酸 ア ン モ ニ ゥ ム の 2 % 水溶液 2, 0 0 0 g 及 び メ タ 亜硫酸 ナ ト リ ウ ム の 5 %水溶液 2, 0 0 0 g を 5 時間 力、 け て 均 一 に 添加 し た 。 こ の 間、 反応温度 を 6 0 て に 保 っ て 重合 さ せ た 。 そ の 後、 さ ら に 2 時間 8 0 'C に 保 っ て 熟成 を 行 な っ た 。 [0191] そ の 結果、 固形分濃度 5 4. 6 0 % , 粘度 2, 3 0 0 [0192] C p S の ポ リ ビ ュ ル ァ ノレ コ ー ル 一 酢酸 ビ ュ ル 一 ェ チ レ ン 共重合体 ェ マ ル ジ ョ ン を 得 た 。 [0193] こ の ェ マ ル ジ ョ ン に 実施例 1 6 で 用 い た ポ リ ビ 二 ル ア ル コ ー ル水溶液 を 、 実施例 1 6 と 同 様 に ポ リ ビ ニ ノレ ア ル コ ー ノレ基 の 総和 力 ボ リ ビ ュ ル ア フレ コ 一 ノレ基 と 酢酸 ビ ュ ル の 合計量 に 対 し て 1 0 重量 % に な る よ う に 加 え て 混合 し 、 そ の 他 は実施例 1 6 と 同様 に し て 樹脂組成物 を 得、 同様 の 測定を 行 い 、 結果を 第 5 表 に 示す 。 [0194] 比較例 1 6 [0195] 実施例 1 6 で 用 い た ポ リ ビ ュ ル ァ ノレ コ ー ル G L — 0 3 と G L — 0 5 と の 混合物 の 代 わ り に 、 重合度 1 , 7 0 0 , 鹼化度 8 8 モ ル % の 部分鹼化 ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ルで あ る 日 本合成化学社製 ポ リ ビ ュ ル ァ ノレ コ ー ル G H — 1 7 ( 商品名 ) を 用 い た 以外 は、 実施 例 1 6 と 同様 に 行 な っ た と こ ろ 、 酢酸 ビ ュ ル と 触媒 で あ る 過硫酸 ア ン モ ニ ゥ ム 及び メ タ 重亜硫酸 ナ ト リ ゥ ム 水溶液 を 5 時間で添加終了 と な る よ う に 均一 に 添加 し 始 め た が、 3 時間 目 で 高粘度 の た め 温度制御 が不能 と な り 、 反応を 中 止 し た 。 [0196] 比較例 1 7 [0197] 実施例 1 6 で 用 い た ポ リ ビ ニ ノレ ア ノレ コ ー ル G L — 0 3 と G L — 0 5 と の 混合物 の 代わ り に 、 2, 5 0 0 g の G M — 1 L を 水 5, 8 0 0 g に 溶解 し た ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル水溶液 8, 3 0 0 g と 酢酸 ナ ト リ ゥ ム 2 0 g を 溶解 し た 水溶液 2 0 0 g を 仕込み、 ェ チ レ ン 置換 を し た 後、 エ チ レ ン 圧 を 5 O kgノ crf に 保 持 し て 反応 を 行 な っ た 。 次 に 、 酢酸 ビ ニ ル 7 , 5 0 0 8 と 触媒で あ る 過硫酸 ア ン モ ニ ゥ ム の 8 %水溶液 5 0 0 g 及 び メ タ 亜硫酸 ナ ト リ ウ ム の 1 0 % 水溶液 1 , 0 0 0 g を 5 時間で 均一 に 添加 し ょ う と し た が均 一 に 添加 し 始 め て 3. 5 時間 目 で 高粘度 の た め 温度 制御 が不能 と な つ た 。 第 4 表 謂 a ポリビュルアルコール系共重合体ェマルジョン ボ «7, - ft水職 混 合 樹 脂 比棚 ヒ Aコ- ft 酌酸ビュル PVA(l) [0198] 、 粘度 エチレン" M ίリ t" 7ftコ- ft PVA(1)+PVA(2) (%) (A) [0199] ¾ "可 PVA(l) (g) VAc (g) PVA(l)+VAc (%) (cps) (%) PVA(2) (g) PVA(l)+(2)+VAc 腳 116 GL-03: 1,470 25 [0200] i 7 Gレ 03: 700 GL-03: 7,200 50 [0201] 8,600 14 54.78 8,000 17 [0202] 謂 8 GL-05: 700 GL-03: 24,400 75 w n 9 PVA117: 7,200 50 纖 IJ20 GM-14L:1400 8,600 14 44.93 28,000 18.5 GL-03: 7,200 50 [0203] 21 GL-05: 1000 9,000 10 54.82 8,500 16.5 GL-03: 590 15 mm22 GL-03: 280 3,440 14 24.07 200 20 GL-03: 2,880 50 [0204] GL-05: 280 [0205] m 15 GL-05: 500 9,500 5 54.60 2,300 15 GL-03: 550 10 比赚 6 GH- 17 :1400 8,600 14 [0206] 比誦 17 GM-14L:2500 7,500 25 [0207] 第 5 表 [0208] 実施例 2 3 [0209] 実施例 1 6 で 得 た エ マ ル ジ ョ ン 樹脂組成物 を 、 厚 さ 5 0 〃 m の ポ リ エ ス テ ノレ フ ィ ル ム ( デ ュ · ボ ン 社 製 ) に 厚 さ 2 0 m に な る よ う に 塗布 し 、 室温 で 1 週間乾燥 し た 。 次 に 、 ポ リ エ ス テ ル フ ィ ル ム を 剝離 し 、 乾燥 し た ェ マ ル ジ ョ ン 樹脂組成物 の フ ィ ル ム を 得 た 。 こ の フ ィ ル ム の 酸素透過率 を 測定 し た と こ ろ 2. 3 c c / rf . day . a tmで あ つ た 。 [0210] 実施例 2 4 [0211] 実施例 1 8 で 得 た エ マ ル ジ ョ ン 樹脂組成物 を 用 い た 他 は 、 実施例 2 3 と 同 様 に し て フ ィ ル ム を 得 た 。 こ の フ ィ ル ム の 酸素透過率 は 、 0. 1 5 cc Z nf ' day - a tmで あ つ た 。 [0212] 比較例 1 8 [0213] ボ リ ォ キ シ エ チ レ ン ノ ニ ノレ フ エ ニ ノレ エ ー テ ノレ ( 花 王 ア ト ラ ス 製 ェ マ ル ゲ ン 950 ) 3 0 0 g 及 び ポ リ オ キ シ エ チ レ ン ア ル キ ル フ エ ニ ノレ エ 一 テ ノレ硫酸 ナ ト リ ゥ ム ( 花王 ア ト ラ ス 製 レ べ ノ ー ル W Z ) 3 0 0 g , ヒ ド ロ キ シ ェ チ ル セ ノレ ロ ー ス A L — 1 5 ( フ ジ ケ ミ カ ル社製 ) 1 0 0 g 及 び ピ ロ リ ン 酸 ナ ト リ ウ ム 8 0 g を 8, 7 0 0 g の 水 に 溶解 し 、 3 0 £ の オ ー ト ク レ ー ブ に 仕込み、 5 1¾ Ζ αί圧 の エ チ レ ン で 置換 し た 。 こ の 操作を 2 回 繰 り 返 し た 。 [0214] 酢酸 ビ ュ ル 8, 6 0 0 g と 触媒 で あ る 適硫酸 ア ン モ ニ ゥ ム の 2 %水溶液 2, 0 0 0 g を 5 時間 で 均一 に 添加 し た 。 こ の 間 、 エ チ レ ン の 圧力 を 4 0 kg / of , 温度を 7 5 て に 保 っ て 重合 さ せ 、 さ ら に 2 時間 8 0 •C に 保 っ て 熟成 を 行 な っ た 。 [0215] そ の 結果、 固形分濃度 5 1. 5 5 % , 粘度 8, 2 0 0 cps の エ チ レ ン 一 酢酸 ビ ュ ル共重合 ェ マ ル ジ ョ ン を 得 た 。 [0216] な お 、 こ の エ チ レ ン 含量 は ア ル カ リ 驗化法 で 求 め た と こ ろ 1 8 重量 % で あ っ た 。 [0217] こ の ェ マ ル ジ ョ ン を 用 い 、 実施例 2 3 と 同 様 の 方 法 に よ り エ チ レ ン ー 齚酸 ビ ュ ル樹脂 の フ ィ ル ム を 得 た 。 こ の フ ィ ル ム の 酸素透過率 は 、 2, 0 0 O cc / nf - day . atmで あ っ た 0 [0218] 比較例 1 9 [0219] 比較例 1 5 で 得 た エ マ ル ジ ョ ン 樹脂組成物 を 用 い た 他 は、 実施例 2 3 と 同様 の 方法 に よ り フ ィ ル ム を 得 た 。 こ の フ ィ ル ム の 酸素透過率 は、 1 , 8 5 O ccノ nf - da - a tmで あ っ た 。 [0220] 実施例 2 5 〜 3 1 及 び比較例 2 0 〜 2 5 [0221] ( ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂 と ポ リ ア ミ ド 系樹脂 と の 組成物 ) [0222] 東洋精機製作所㈱製 ラ ボ プ ラ ス ト ミ ル M E 型を 使 用 し 、 温度 2 3 0 て で ポ リ ア ミ ド 系樹脂 1 0 0 重量 部 に 対 し て 、 上記製造例 で 得 ら れ た ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂 ( 変性 P V A ) を 所定割合で 混合 し て 樹脂組成物 を 得 た 。 [0223] 上記 の 如 く 製造 し た 樹脂組成物 を 、 温度 2 3 0 *C の プ レ ス 成形 し て 、 厚み 1 0 0 〃 m の フ ィ ル ム を 作 成 し 、 こ の フ ィ ル ム に つ い て モ ダ ン コ ン ト 口 一 ノレ社 製 の OXTBAN- 10/50 A を 使用 し て 酸素透過量を 、 東洋 精機製作所㈱製 の 振子式 フ ィ ル ム ィ ン パ ク ト テ ス タ 一を 使用 し て フ ィ ル ム 衝撃強度 を そ れぞ れ測定 し た 。 こ れ ら の 結果を 第 6 表 に 示す。 第 6 表 ボリ ア ミ ド 変性 P V A 酸 素 透 過 量 フ ィ レム [0224] No. [0225] 系樹脂の 配合量 ィ ンパク ト 種類 (重量部) 23 ΐ , 65RH ( kg - cm ) 比較例 20 ナ イ ロ ン 6 ― 0 48. 9 12. 6 比較例 21 ナ イ ロ ン 12 ― 0 8 8 6 1 1. 2 比較例 22 ナ イ ロ ン 6 I 5 0 42. 1 18. 6 比較例 23 ナ イ ロ ン 6 IV 5 0 成膜困難 [0226] 比較例 24 ナ イ ロ ン 6 V 5 0 43. 2 17. 8 比較例 25 ナ イ ロ ン 6 VI 2 47. 1 12. 8 実施例 25 ナ イ ロ ン 6 VI 1 0 32. 1 19. 7 実施例 26 ナ イ ロ ン 6 VI 5 0 26. 8 21. 2 実施例 27 ナ イ ロ ン 6 VI 1 5 0 16. 3 破損せず 実施例 28 ナイ ロ ン 12 VI 5 0 1 6 20. 4 実施例 29 ナ イ ロ ン 6 Π 3 0 36. 2 20. 8 実施例 30 ナ イ ロ ン 6 in 5 0 33. 6 21. 9 実施例 31 ナイ 口ン 12 ffl 1 0 0 3 9 8 破損せず [0227] 実施例 3 2 〜 4 0 及び比較例 2 6 〜 3 2 [0228] ( エ チ レ ン — 酢酸 ビ ニ ル共重合体鹼化物 と ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂 と の組成物 ) [0229] 東洋精機製作所㈱製 ラ ボ プ ラ ス ト ミ ル M E 型を 使 用 し 、 温度 2 2 0 て で エ チ レ ン — 酢酸 ビ ュ ル共重合 体驗化物 ( E V O H ) 1 0 0 重量部 に 対 し て 、 上記 製造例で 得 ら れ た ボ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体 樹脂 ( 変性 P V A ) を 所定割合で 混合 し て 樹脂組成 物 を 得 た 。 [0230] 上記 の 如 く 製造 し た 樹脂組成物 を 、 温度 2 3 0 *C の ブ レ ス 成形 し て 、 厚み 1 0 0 m の フ イ ノレ ム を 作 成 し 、 こ の フ ィ ル ム に つ い て モ ダ ン コ ン ト ロ ー ル社 製 の OXTBAN- 10/50 A を 使用 し て 酸素透過量 を 、 東洋 精機製作所㈱製 の 振子式 フ ィ ル ム ィ ン パ ク ト テ ス タ 一を 使用 し て フ ィ ル ム 衝撃強度を 、 A S T M — D 6 3 8 に 従 っ て 引 張弾性率 を そ れぞ れ測定 し た 。 こ れ ら の 結果を 第 7 表 に示す。 [0231] m 7 [0232] [0233] (注) (a) :ヱチレン含有量 3 2モル% [0234] (b) : エチレン含有量 4 4モル% [0235] 実施例 4 1 〜 4 5 及び 比較例 3 3 〜 3 8 [0236] ( 1 ) ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂 の ヒ ー ト シ ー ル強度 の 評価 [0237] 製造例で 調製 し た ボ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル系共重合 体樹脂 の 厚み 6 0 / m の 各 フ ィ ル ム に つ い て 、 テ ス タ ー産業社製 ヒ ー ト シ ー ル テ ス タ 一 T P 7 0 1 を 用 い て 圧力 2 kgノ ciで ヒ 一 ト シ ー ル時間を 1 秒 と し、 各 々 ヒ ー ト シ ー ル温度 を 変化 さ せ、 幅 1 5 腿 の ヒ ー ト シ 一 ル評価用 試料 を 得 た 。 次 に 、 そ の ヒ ー ト シ 一 ル強度を 東洋精機睐製 テ ン シ ロ ン を 用 い 、 剥離速度 [0238] 3 0 0 fflm Z分で T 型剝離 し 、 ヒ ー ト シ ー ル強度を 求 め た 。 そ の 測定結果を ヒ ー ト シ ー ル強度力く 4 0 0 g ノ 1 5 am以上 に な る 温度 を も っ て 第 8 表 に 示す。 [0239] (2) フ レ ー バー の 収着 の 評価 [0240] 第 8 表 に 示 し た ボ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体 樹脂 の 厚 み 3 0 m の フ ィ ル ム 及び厚み 9 i/ m の ァ ル ミ 二 ゥ ム 箔及び厚み 1 2 // m の ポ リ エ チ レ ン テ レ フ タ レ 一 ト フ イ ル ム を ド ラ イ ラ ミ ネ ー ト し 、 多 層 積 層 体 を 得 た 。 ド ラ イ ラ ミ ネ ー ト は、 東洋 モ ー ト ン ㈱ 製 の 接着剤 A D 9 5 0 A Z B を 、 乾燥時 に 4 g / πί の 塗布量 と な る よ う に 塗布 し て 行 い 、 乾燥後、 4 0 'C の 恒温室で 4 日 間熟成 を 行 な っ た 。 得 ら れ た 多 層' 積層 体 を 、 そ の ボ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹 脂層 力、'内 面 と な る よ う に ヒ ー ト シ ー ル し 、 1 8 cm X 1 0 cm の ノヽ · ゥ チ を 作製 し た 。 こ の ノヽ' ゥ チ の 中 に 各 々 フ レ ー バー 成分 を 溶解 さ せ た 界面活性剤水溶液 ( リ ョ 一 ト シ ュ ガ ー エ ス テ ル S — 1 1 7 0 の 0. 5 %水 溶液、 三菱化成食品㈱製 ) を 3 0 0 «£ 封入 し 、 2 3 て の 恒温 で 5 0 日 保持 し た 。 そ の 後、 バ ウ チ を 開封 し 、 ノ、' ゥ チ 内 面 の フ ィ ル ム が収着 し た フ レ ー ノ ' —成 分 を ヱ 一 テ ル に よ り 抽 出 し 、 ま た 、 水溶液中 に 残存 す る フ レ ー バ ー 成分 に つ い て も エ ー テ ル抽 出 を 行 な つ た 。 次 に 、 そ れぞ れ に つ い て ガ ス ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー を 利用 し て 、 元 の 水溶液濃度 に 換算 し た 収着量 及び残存量 を 各 フ レ ー バ ー 成分 に つ い て 定量 し た 。 得 ら れ た 結果 よ り 、 次式 に し た が っ て フ レ ー バ ー 収 着 の 分配比 を 計算 し た 。 こ こ で 、 分配比 と は ( 1 ) 式 の よ う に 定義 さ れ る 。 [0241] 分配比 - 収着量 /残存量 · · · ( 1 ) す な わ ち 、 分配比 が大 き い 程 フ レ ー バ ー 収着 は強 く 、 分配比 1 の と き は、 封入前 に 水溶液 中 に 含 ま れ て い た フ レ ー ノ ' — の 半分がバ ウ チ の 内面層 側 に 収着 さ れて お り 、 分配比 が 1 よ り も 大 き く な る に 従 っ て 水溶液 中 に 残 る フ レ ー バ ー の 濃度 は少 な く な っ て い く 。 こ の よ う に 評価 し た フ レ ー バ ー収着 の 結果 を 第 9 表 に 示す 。 第 8 表 , ½, 例番可 樹 脂 Ηヒ ヒ 一 卜 シ ー ル温度 [0242] 5 Γ Λ 00 Λ g/15 m m ^ , C 吴施例 41 I 8 0 以下 実施例 42 8 0 以下 実施例 43 ill 8 0 以 ド 実施例 44 Κ 8 5 [0243] 実施例 45 VI 1 3 0 [0244] 比敉例 33 IV 8 0 以 [0245] 比較例 34 V 1 2 5 [0246] 比較例 35 E V 0 Η - A ( 1 ) ( 5 ) 比較例 36 E V 0 Η - Β < 2> 1 6 0 [0247] 比較例 37 シ 3ゥァ Bマ- FD 437 ( 3 ) 1 0 5 [0248] 比較例 38 シ 3ウ ックス L - 170 ( 4 ) 9 0 汪 [0249] (1) ク ラ レ 铢製 エ ノ ー ル E P F 1 0 1 , エ チ レ ン 舍 有量 3 2 モ ル [0250] (2) ク ラ レ 睐製 エ ノ ー ル E P G 1 1 0 , エ チ レ ン 舍 有量 4 7 モ ル [0251] (3) 昭和電工㈱製 ボ リ プ ロ ピ レ ン , M F R S g Z lO 分 [0252] (4) 昭和電工㈱製低密度 ポ リ エ チ レ ン , M I 7 g Z 1 0 分 , 密度 0. 9 1 7 [0253] (5) 比較例 3 5 は、 4 0 0 g 以上 の ヒ ー ト シ ー ル強 度がで な い 。 第 9 表 [0254] [0255] 実施例 4 6 〜 5 4 及び比較例 3 9 〜 4 8 製造例 で 調製 し た ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル系 共重合 体樹脂 を 用 い 、 層 の 厚 み を 2 0 / m と し 、 こ れ に リ ユ ア 一低密 度 ポ リ エ チ レ ン ( L L D P E , M l [0256] 0. 8 g / 1 0 分 , 密度 0. 9 1 8 g / cc ) と 不飽和 カ ル ボ ン 酸無 水物変性 ボ リ エ チ レ ン 系接着性樹脂 ( M l 3. 5 g / 1 0 分 , 密度 0. 9 2 g /cc ) を 1 対 1 で 混 合 し た 樹脂組成物 を 用 い 、 4 0 讓 ^ 多 層 成 形機 で 多層 積層 体 を 得 た ( 実施例 4 6 〜 5 0 及 び比 較例 3 9 〜 4 3 )。 一方、 リ ニ ア 一低密度 ポ リ ェ チ レ ン を ポ リ プ ロ ピ レ ン ( M F R 9 g / 1 0 分 ) に 変更 し 、 不飽和 カ ル ボ ン酸無水物変性 ポ リ プ ロ ビ レ ン 系接着性樹脂 ( M F R 5. 5 g ノ 1 0 分 , 密度 0. 8 g /cc ) を 用 い ( 実施例 5 1 〜 5 4 及 び比較例 4 4 〜 4 6 ) 、 ま た ポ リ ビ ニ ノレ ア ル コ ー ル系 共重合 体樹 脂 を ク ラ レ 铢製 エ ノ 一 ノレ E P G 1 1 0 ( E V 0 H , エ チ レ ン 含有量 4 7 モ ル % ) に 、 P P を L L D P E に 変更 し 、 リ ニ ア 一 低密度 ポ リ ヱ チ レ ン と ェ チ レ ン ー ビ ニ ル ア ル コ ー ル共重合体樹脂 の 接着 に 不飽 和 カ ル ボ ン 酸無水物 変性 ポ リ エ チ レ ン 系接着性樹脂 ( M l 3. 5 g / 1 0 分 , 密度 0. 9 2 g /cc ) を 用 い ( 比較例 4 7 ) 、 同 じ E V 0 H の ま ま L L D P E を P P に 変更 し 、 P P と エ チ レ ン 一 ビ ュ ル ア ル コ 一 ル共 重 合 体樹 脂 の 接 着 に 不飽和 カ ル ボ ン 酸無水物 変 性 ポ リ プ ロ ピ レ ン 系接着性樹脂 ( M F R 9 g / 1 0 分 ) を 用 い ( 比較例 4 8 ) 、 第 1 0 表 に 示 す 多 層 T ダ イ フ イ ノレ ム を 得 た 。 [0257] ( ヒ ー ト シ ー ル強 度 の 評 価 ) [0258] 実施 例 4 1 と 同 様 の 方 法 で ヒ ー ト シ ー ル 強 度 を 評 価 し 、 結 果 を 第 1 0 表 に 示 す 。 [0259] ( フ レ ー バ ー 収 着 の 評 価 ) [0260] 第 2 表 に 示 し た 多 層 積 層 体 フ ィ ル ム に 厚 み 9 u m の ア ル ミ ニ ウ ム 箔 及 び 厚 み 1 2 ^ m の ポ リ エ チ レ ン テ レ フ タ レ ー ト フ ィ ル ム を ド ラ イ ラ ミ ネ ー ト し 、 多 層 積 層 体 を 得 た 。 ド ラ イ ラ ミ ネ ー ト は 、 東 洋 モ ー ト ン ㈱ 製 の 接 着 剤 A D 9 5 0 A / B を 、 乾 燥 時 に 4 g Z m の 塗布 量 と な る よ う に 塗 布 し て 行 い 、 乾 燥 後 、 4 0 て の 恒 温 室 で 4 日 間熟 成 を 行 な っ た 。 得 ら れ た 多 層 積層 体 を 、 ポ リ オ レ フ イ ン 系 熱 可 塑 性 樹 脂 層 力 内 面 と な る よ う に ヒ ー ト シ 一 ノレ し 、 1 8 cm X 1 0 on の ノ、' ゥ チ を 作 製 し た 。 こ の ノ、 · ゥ チ の 中 に 各 々 フ レ ー バ ー 成 分 を 溶 解 さ せ た 界 面 活 性 剤 水 溶 液 ( リ ョ ー ト シ ュ ガ ー エ ス テ ノレ S — 1 1 7 0 の 0. 5 % 水 溶 液 、 三 菱 化 成 食 品 ㈱ 製 ) を 3 0 封 入 し 、 2 3 'C の 恒 温 で 7 0 日 保 持 し た 。 そ の 後 、 バ ウ チ を 開 封 し 、 パ ゥ チ 内 面 の フ ィ ル ム が収 着 し た フ レ ー バ ー 成 分 を ェ 一 テ ル に よ り 抽 出 し 、 ま た 、 水 溶 液 中 に 残 存 す る フ レ ー ノ 一 成 分 に つ い て も エ ー テ ル 抽 出 を 行 な っ た 。 次 に 、 そ れ ぞ れ に つ い て ガ ス ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー を 利 用 し て 、 元 の 水 溶 液 濃 度 に 換 算 し た 収 着 量 及 び 残 存 量 を 各 フ レ ー バ ー 成 分 に つ い て 定 量 し た 。 得 ら れ た 結 果 よ り 、 前 記 の ( 1 ) 式 に し た 力く つ て フ レ ー ノ 一収着 の 分配比 を 計算 し た 。 こ の よ う に 評価 し た フ レ ー バ ー 収着 の 結果 を 第 1 1 表 に 示す 。 [0261] 第 1 0 表 [0262] 例番号 Λ層構成榭脂 B層構成樹脂 A層の厚み ヒ一ト シ一ル強度 [0263] ( m ) 500g/ 1 5mm幅≤ , 'C 突施例 46 し L D P E Π 5 1 0 0以下 実施例 47 し L D P E 1 5 1 0 0以下 実施例 48 L L D P E VI 5 1 3 0 [0264] 実施例 49 し L D P E 1Π 1 0 1 3 0 [0265] 実施例 50 し L D P E m 2 5 1 2 0 [0266] 実施例 51 P P in 5 1 0 5 [0267] 实施例 52 P P in 2 5 1 1 0 [0268] 実施例 53 P P VI 5 1 3 0 [0269] 実施例 54 P P VI 2 0 1 1 5 [0270] 比較例 39 し L D P E I 5 1 0 0以下 比較例 40 し L D P E IV 5 1 3 5 [0271] 比較例 41 し L D P E V 5 1 0 0以下 比較例 42 L L D P E I 3 5 1 2 5 [0272] 比較例 43 し L D P E VI 4 0 1 3 0 [0273] 比較例 44 P P I 1 0 1 2 0 [0274] 比較例 45 P P IB 4 0 1 4 5 [0275] 比較例 46 P P I 6 0 1 5 0 [0276] 比較例 47 し L D P E E V 0 H 5 1 6 0 [0277] 比較例 48 P P E V 0 H 5 1 6 0 [0278] 第 i 1 表 例番号 ミノレセ ン d -リ モネ ン n -カブ口 ン リ ナロ一ゾレ n -ォクチル 酸ェチル アルコール [0279] 1.628 1.736 0.52 0.45 0.51 実施例 47 0.934 0.912 0.38 0.36 0.67 実施例 48 0.068 0.0589 0.0667 0.241 実施例 49 0.175 0.198 0.152 0.283 0.489 o [0280] 実施例 50 1.211 1.105 0.76 0.81 0.96 実施例 51 .1.103 1.021 0.437 0.49 0.71 実施例 52 1.816 1.902 0.818 0.921 1.02 実施例 53 0.198 0.102 0.206 0.413 実施例 54 o 1.2 1 0.82 0.92 0.89 比較例 39 2.19 2.38 0.63 0.119 比較例 40 2.86 2.33 1.24 0.186 0.182 比較例 41 3.84 3.68 1.98 0.229 0.288 比較例 42 2.92 2.68 0.33 0.72 0.83 比較例 43 2.83 2.22 0.48 0.61 0.72 比較例 44 2.05 2.07 0.52 0.72 [0281] 比較例 45 8.02 8.19 0.73 0.89 0.52 比較例 46 11.7 11.2 0.83 0.92 0.63 比較例 47 0.018 0.013 0.02 0.001 0.019 比較例^ 0.011 0.019 0 o.03 0.032 [0282] O C [0283] o [0284] CO 庠 業 上 の 利 用 可 能 性 [0285] 本 発 明 の 組 成 物 は 溶 融 成 形 性 , 溶 融 押 出 成 形 性 , ガ ス バ リ ア 性 , 機 械 的 強 度 等 に 優 れ て お り 、 食 品 包 装 材 料 , 医 薬 品 包 装 材 料 . 化 粧 品 包 装 材 料 あ る い は ガ ス バ リ ァ 性 を 要 求 さ れ る 各 種 容 器 と し て 有 効 で あ る 。 ま た 、 本 発 明 の 多 層 積 層 体 は 、 フ レ ー バ ー バ リ ァ 性 , ヒ ー ト シ ー ル性 , 機 械 的 強 度 等 に 優 れ 、 食 品 包 装 材 料 , 医 薬 品 包 装 材 料 , そ の 他 フ レ ー バ ー バ リ ァ 性 を 要 求 さ れ る 各 種 包 装 材 料 と し て 有 効 で あ り 、 さ ら に 金 属 , 紙等 と ラ ミ ネ ー ト す る こ と も で き る 。
权利要求:
Claims請求 の 範囲 1 . ( A ) ポ リ ビ ュ ル ア ル コ 一 ル が ポ リ ビ ニ ル ア ル コ — ル と 酢酸 ビ ュ ル モ ノ マ ー の 合計量 に 対 し て 少 な く と も 1 0 重量 %存在す る 状態で 、 酢酸 ビ ニ ル モ ノ マ 一 及び エ チ レ ン モ ノ マ ー を ェ マ ル ジ ョ ン 重合 し て 得 ら れ る エ チ レ ン 含有量 1 〜 5 0 重 量% の ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂及 び ( B ) ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系 樹脂 , ポ リ ア ミ ド 系樹脂及び ォ レ フ ィ ン ー 酢酸 ビ ニ ル共重合体鹼 化物 の う ち の い ずれ 力、 1 種 を 配合 し て な る 樹脂組成物。 2 . ( A ) 成分 の ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹 脂が、 ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ルが ポ リ ビ ニ スレ ア ノレ コ ー ノレ と 酢酸 ビ ュ ル モ ノ マ ー の 合計量 に 対 し 1 0 〜 6 0 重量%存在す る 状態で 、 酢酸 ビ ニ ル モ ノ マ ー 及び ェ チ レ ン モ ノ マ 一 を エ マ クレ ジ ョ ン 重合 し て 得 ら れ た も の で あ る 請求 の 範囲 1 記載 の 樹脂組成物。 3 . ( B ) 成分 の ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系樹脂 が、 ビ ニ ル ア ル コ ー ル単位及び酢酸 ビ ニ ル単位 と か ら な り 且 つ 重合 度 5 0 〜 2 5 0 0 、 鹼化度が 5 0 モ ル%以 上 の も の で あ る 請求 の 範囲 1 記載 の 樹脂組成物。 4 . ( A ) 酢酸 ビ ニ ル モ ノ マ 一 と エ チ レ ン モ ノ マ 一 の ェ マ ル ジ ョ ン 重合 の 際 に 存在 さ せ る ボ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル の 量 を 、 ポ リ ビ ニ ル ア ル コ 一 ル と 齚酸 ビ ュ ル モ ノ マ ー の 合計量 に 対 し 1 0 重 量 % 以 上 1 5 重 量 % 未 満 と し て 得 ら れ た 固 型 分 濃 度 が 2 0 % 以 上 の ェ マ ル ジ ョ ン 状 態 の ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル 系 共 重合 体 樹 脂 及 び ( B ) 水 溶 液 状 態 の ボ リ ビ ュ ル ア ル コ 一 ル を 、 ポ リ ビ ュ ル ァ ノレ コ 一 ノレ に 由 来 す る 基 の 総 量 力く ビ ニ ル ア ル コ ー ル と 酢酸 ビ ュ ル の 単 位 の 合 計 量 に 対 し て 少 な く と も 1 5 重 量 % と な る よ う に 配 合 し て な る 請 求 の 範 囲 1 記 載 の ェ マ ル ジ ョ ン 樹 脂 組 成 物 。 5 . 請 求 項 4 の ( A ) ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系 共 重 合 体 エ マ ノレ ジ ョ ン と ( B ) ポ リ ビ ニ クレ ア ル コ 一 ノレ と 'を 混 合 し て ェ マ ル ジ ヨ ン 樹 脂 組 成 物 と し 、 次 い で 樹 脂 固型 分 を 分離 し た こ と を 特 徴 と す る 請 求 項 4 記 載 の 樹 脂 組成 物 6 . ポ リ ビ ュ ル ア ル コ 一 ル カく 鹼 化 度 7 0 〜 9 9 モ ル % で あ り 、 重 合度 が 1 0 0 〜 3 0 0 0 で あ る 請 求 項 4 又 は 5 記 載 の 樹 脂 組 成 物 。 7 . ( B ) ォ レ フ ィ ン 一酢 酸 ビ ニ ル共 重 合 体 鹼 化 物 が エ チ レ ン 舍 有 量 1 5 〜 6 0 モ ル % 及 び 鹼 化 度 9 0 モ ル % 以 上 の も の で あ る 請 求 の 範 囲 1 記 載 の 榭 脂 組 成 物 。 8 . ( B ) ォ レ フ ィ ン — 酢 酸 ビ ニ ル 共 重 合体 鹼 化 物 が エ チ レ ン 含 有 量 2 5 〜 5 0 モ ル % 及 び 鱸 化 度 9 6 モ ル % 以 上 の も の で あ る 請 求 の 範 囲 Ί 記 載 の 榭 脂 組 成 物 。 9 . ボ リ ビ ニ レ ア ノレ コ 一 ノレ が ボ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル と 酢 酸 ビ ュ ル モ ノ マ ー の 合 計 量 に 対 し て 少 な く と も 1 0 重量 %存在 す る 状態 で 、 酢酸 ビ ニ ル モ ノ マ ー及 び エ チ レ ン モ ノ マ ー を ェ マ ル ジ ョ ン 重合 し て 得 ら れ る エ チ レ ン 含有量 1 〜 5 0 重量 % の ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂 の 層 を 1 層 以上有 し 、 1 種以 上 の 熱可塑性樹脂層 を 積層 し 、 ボ リ ビ ニ ル ア ル コ 一 ル系共重合体樹 脂層 を ヒ 一 ト シ ー ル層 と す る 多層 積 層 体。 1 0 . ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ルが ポ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル と 酢酸 ビ ュ ル モ ノ マ ー の 合計量 に 対 し て 少 な く と も 1 0 重量 %存在 す る 状態 で 、 酢酸 ビ ュ ル モ ノ マ ー及 び エ チ レ ン モ ノ マ 一 を エ マ ノレ ジ ョ ン 重合 し て 得 ら れ る エ チ レ ン 含有量 1 〜 5 0 重量 % の ボ リ ビ ュ ル ア ル コ ー ル系共重合体樹脂 の 層 を 1 層 以上有 し 、 該樹脂 層 に 隣接 し て 厚 み 2 ί/ π! 〜 3 0 m の ポ リ オ レ フ ィ ン 系熱可塑性樹脂層 又 は接着層 と ポ リ オ レ フ ィ ン 系 熱 可塑性樹脂層 を 積層 し 、 該 ポ リ オ レ フ ィ ン 系熱可 塑性樹脂層 を ヒ ー ト シ ー ル層 と す る 多 層 積層 体。
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同族专利:
公开号 | 公开日 CA2045493A1|1991-05-21| EP0454850A4|1992-01-02| EP0454850A1|1991-11-06|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1991-05-30| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): CA FI US | 1991-05-30| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE DK ES FR GB IT LU NL SE | 1991-07-04| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 2045493 Country of ref document: CA Ref document number: 1990910183 Country of ref document: EP | 1991-11-06| WWP| Wipo information: published in national office|Ref document number: 1990910183 Country of ref document: EP | 1996-11-16| WWR| Wipo information: refused in national office|Ref document number: 1990910183 Country of ref document: EP | 1997-02-27| WWW| Wipo information: withdrawn in national office|Ref document number: 1990910183 Country of ref document: EP |
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